”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ファーゴ”(96年)と”ファーゴ”(14年)

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こっちの”ファーゴ”は96年に封切られたコーエン兄弟監督の秀作だ。主演女優のフランシス・マクダーマンドにオスカーをもたらしこの兄弟には脚本賞が、、。残念ながら作品、監督、助演男優は獲れなかった。相手が悪かった、、”イングッシュ・ペイシェント”が独占した年だった。
 
ストーリーを要約すると、、;
 
カー・ディーラーのランディガードは借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。誘拐を実行するのは、妙な二人組、カールとグリムスラッド。だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう。ブレイナードの女性警察署長マージは事件を追ってミネアポリスに赴くが、その間にも狂い始めた誘拐計画は次々と犠牲者を産んでいく……。
 
なんだがこの展開から目を離せない。舞台はアメリカのノース・ダコタ州そしてミネソタ州近郊でその地方の”方言”を操る主役のマージ刑事(フランシス)のセリフ回しの独特さが脚本にプラスアルファの面白さを加えている。日本ならさしずめずうずう弁を喋る婦人警部ってところか、、それが又、頭脳明晰で捜査現場では”コロンボ”警部顔負けの閃きで難題に対処して行く。しかも彼女は妊娠中、、、もう臨月じゃないか??と思わせるくらいで都会風、スマートで颯爽と事件現場へパトカーを乗りつける美人刑事とはひと味もふた味も違っている。
 
イメージ 2その秀作が今度(4月中旬スタート)リメイクされテレビ映画としてシリーズ化、放映される事になった。制作はコーエン兄弟がそのまま担当し監督は夫々のエピソードを別人がやるそうな、。フルシーズンやるとなると10話くらいになるのだろうか、そんなに長くすると一体どんな展開になるのか、、。
 
主演はビリー・ボブ・ソーントンだが映画版と違い配役も役名も全く異なるので彼がどの役を演じるのかは不明、、タイトルが同じなのでやはりミネソタ中心を舞台に”誘拐ー殺人ー強盗ーそして混沌、、”と言う展開になる事だけは確からしい。
 
アメリカで放映された2時間後にはオーストラリアでも放映します”と言うのがFOXのキャッチフレーズだがさあ果たしてどんな映画になっているのやら、、一旦録画をして置いてから一挙に見ようかなと考えている。
 
リメイクにオリジナルを制作したコーエン兄弟が関与してなきゃそんなに興味も湧かないのだがビリー・ボブ・ソーントンがどんな”ミネソタ訛り”を喋るのか、、まずは一回目を見てからかな。
 
 
 
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