”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブロークンシティ”(13年)

イメージ 1今朝はまだ6時だと言うのに22号のおばちゃんからの”緊急出動要請”、、慌ててパンツを履き替えて駆けつけると、、ガレージの床一面が水でびっしょり、奥にある洗濯機からジョボジョボと水が溢れ出ている、。参ったな、こりゃ、、又、水道管かい??と思って洗面台に中に潜って見ると洗濯機と蛇口を繋ぐホースの金具が壊れている。良かった、、こんな程度で。
 
でもそんな事はおくびにも出さず、、この4年で大分演技力も上達した、、”アンさん、こりゃ大変じゃないですか、、”、”ナニをやらかしたんですか??”と尋ねる。もうおばちゃんはオロオロしちゃって言っている事も支離滅裂で良く判らない。
 
朝起きて紅茶でも淹れようと台所へ立ち蛇口を捻った途端にガレージから轟音が、何かと見に来たらもう一面水浸しだったそうな、、。取り合えず水道の本管を止めて吹き出る水が収まった。多分もう接続部が壊れていて僅かな水圧がかかっただけで一挙にポーンと抜けたんだろう、、”アンさん、こりゃもう業者を呼んで直して貰わないと、、”と口まで出かかったのだがやはり大和民族のつらいところ、、、”今日一日洗濯はしないでくださいよ、、後でパーツを買って来て直しますから”、、。
 
っで買い物は後回しにしてヤンキースの試合へ、、幸先よく得点を重ね今日は行けるかな??と思った途端あっと言う間に追いつかれ、そして逆転、、、4点差があっと言う間になくなり結局ガンガン打たれて大負け。もう気分がワルい、、途中で放り出して先のアンさんの洗濯機を直すので買い物を、。ちゃんと指定のホースを買って此方は無事に一件落着、34ドルの部品代だけで済んじまった。しかし修理中に右手の指先をざっくり切ってしまいもう修理が終わっても気分は最悪だ、。
 
そんな時は映画もダメ、、タイトルにつられて見たこの映画が”ブロークンシティ”、どうも日本じゃ劇場未公開らしい。配役はラッセル・クロウニューヨーク市の市長さん、その奥さんがキャサリン・ゼタ・ジョーンズで市長の古くからのお友達、私立探偵がマーク・ウォールバーグ、、この配役なら見たくなるでしょ??
 
設定はかなりハードボイルド調、、しがない街の探偵をやっているマーク、ロクな仕事がなく保釈金の取立て代行などでやっと食いつないでいる。その彼がある日市長に呼び出される。市長に最近妻の挙動が不審だ、、どうも浮気もしているらしいので調査をして欲しいとの依頼、、手付金として5万ドル、こりゃ凄いじゃん、、。普通は奥さんが探偵にご主人の素行を依頼するのだがこの映画では市長が自分の執務室へ呼び出し内密の依頼だ。こりゃ面白そうな展開が期待出来るかな、、、と最初の30分くらいは期待一杯に胸も膨らんでいたのだが、、。
 
奥さんの予定を貰い早速尾行を開始、やはり何処かおかしい、、男の影があるし予定のない場所で密会もしている様子、盗み撮りをして証拠集め、更に相手の男性の正体を暴くべく調査を進める。意外とあっけなくその正体も判り現場写真も入手、さてもう一つ確実な現場写真を撮ったら市長へ連絡して報酬の残金を貰うか、。
 
そんな事をやっているさなか、逆に奥さん本人が会いたいと申し出てくる。奥さん曰く”これは浮気じゃないの。本当にワルくて影で糸を引いているのは市長本人なのよ”、、で”これまで集めた写真を10万ドルで買いたいわ、、”と申しだされるのだが、、。やっぱりこうなったか、、そうだよなそんな単純なお話じゃ受けないからね、。
 
でもこの展開までは良いのだがそのどっちが事実を語っているのか、、それに市長の動機や捜査に関してのプロットがどうもアマイんだな、、ナイストライだけど探偵がハードに悩む場面もないしあっさり市長を裏切って正義感に燃えちゃうところの描写がイマイチだった、、。結局、市長は市内に再開発地域があってその利権を他所にやらない、、と欲に眩んで仕組んだ策略。奥さんが行き来していたのが時期市長選挙に立候補している対立候補選挙参謀で彼は本当に市の開発が低所得者層に支持されると言う信念で動いていた事が判る、。
 
で結局、内容も今日の野球と同じ、、4点先行してこりゃ今日は勝って祝い酒か、、、と思いきや終盤に逆転され一挙にやけ酒、、、野球も映画もそっくりの一日となってしまった、、、ああ、アンさんところだけは見事にホースも繋がり修理も万事OK,,此方は感謝されてのクリーン・ヒットかな?指を切ったのでヒットも帳消しじゃん、、。
 
 
 
 
 
 
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