”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ゲット・カーター、新旧二作

オリジナルは”Get Carter"(71年)と言うのだが邦題が”狙撃者”、これはイギリスのギャング界を描きマイケル・ケインが主演を演じたクライム・サスペンスの秀作なのだが二番煎じでリメイクされたのが2000年、今度はシルベスター・スタローンが主演を演じ同じ原題なのに何故か今度は邦題が”追撃者”、、ややこしいな、ナンでそのまま”ゲット・カーター”か”カーターを追い詰めろ”にでもしないのか、、。
 
しかももっとややこしいのはオリジナルに主演したハード・ボイルド感、満載のマイケル・ケインが今度は悪の黒幕となっていてスタローンに追い詰められる役回りだ。マイケル・ケインは”探偵”でもオリジナルでローレンス・オリビエと競演しリメイク版ではジュード・ロウと対決し全く逆の立場の役を演じた事もあった、、リメイクに出るのが好きなのかな??
 
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このオリジナル版は事故死した兄ちゃんの葬式に出るためニューカッスルへ帰るジャック・カーター、その死に疑問を感じ色々調べる事に、、ジャックは大物ギャングの子分なので手を回して捜査するのだが友人、知人を回って話を聞くと其処にはどうも陰謀臭い気配が、、そして兄の娘がナニかに関係している事を突き止める、。とまあイギリスのギャング界を舞台に非情でタフな男をマイケル・ケインが演じる。
 
リメイク版は筋書きはそっくりだが舞台がアメリカに置き換えられておりスタローンが無口だがあんまり腕っ節の強くないカーターを演じている。
 
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同じストーリーなんだがどうもアメリカを舞台にしたほうがお話がわざとだろうが複雑だ、、兄貴の娘、ドーリーンが双方で重要な役どころなんだがスタローン版は妙にその姪っ子との会話が長いし、父親が殺されたのも自分のせいだと自殺未遂まで起こす始末。オリジナルにはなかった場面だと思うのだが、、。
 
スタローンはビシッと背広を決めるよりもっとラフな格好の方が似合うような、、血まみれになって戦ったあとでも同じYシャツとスーツで出て来ると”オイオイ、何処も汚れてないのかよ?”と思わずツッコミたくなるし、怪我をしても絆創膏一つナシですぐ元通りってのも幾らムキムキマンでもね~、、。
 
その点オリジナルのマイケルさんはそんな事を思い起こさせる余裕もなくハード・ボイルドに徹していた。尋問するのでも妙に説得力があったし脅す迫力がちがってたな、、そりゃ筋肉じゃスタローン先生は負けてはいないのだがこりゃ貫禄か、又は迫力の違いか、、演技力にプラス、脚本の違いって事になる??
 
オードリーみたいに日曜の昼下がりの”情事”とは行かないのでリメイク版”Get Carter"のお粗末でした。野球はダメだしサッカーも日本軍団を応援しがいがないし、、、明日は月曜日、忙しくなるぞ、、。
 
 
 
 
 
 
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