”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ポンペイ”(14年)

イタリアはナポリの郊外に実在した街、ポンペイを舞台にした映画はこれまでにイタリア、ハリウッドで10数回も映画化されている。こんな古代ローマやイタリアを舞台にした史劇、プラス剣闘士の活躍は何時の時代でももてはやされるしファンも多い、そのポンペイ最後の日を描いた最新作、14年度版は;
 
バイオハザード」シリーズ、「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のポール・W・S・アンダーソン監督が、西暦79年のベスビオ火山の噴火によって灰となったローマ帝国の街ポンペイを舞台に描いたアクション大作。ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りで、奴隷となりグラディエーターとして成長したマイロは、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、身分の差を乗り越え恋に落ちる。しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴスに婚約を迫られていた。やがて自由の身になったマイロが街を離れようとした時、ベスビオ山が噴火。マイロは愛するカッシアを救うため、溶岩が迫りくる街へと舞い戻る。主演は、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集める新進俳優キット・ハリントン。 
 
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ポンペイ最後の日”と言うタイトルで書かれた小説で最初にポンペイに接したのだがその後、同邦題で上映されたハリウッド版が60年制作で初代ムキムキマンのスティーブ・リーブスが主演、そして相対する高級官僚の娘がかのクリスティーヌ・カウフマンだった。62年に”隊長ブーリバ”でトニー・カーチスの餌食になった時が確か17歳なので60年と言う事は15ー16歳って事になる。実はてっきりアレはロッサナ・ポデスタだとばかり思っていたのだがロッサナ主演の映画はこれとは別だった、、”ソドムとゴモラ”(62年)や”黄金の矢”(62年)などだったのがどうもごっちゃになっている、、。
 
14年度版の”ポンペイ”、ストーリーは殆ど同じ、、だが憎きブリタニアの将軍を演じているのがドナルド・サザーランドの息子、キーファーだ。しかしどうも悪に徹してないような、、長い間、ジャック・バウワーを演じそのイメージが強いので悪いヤツながらに最後は助けてくれるよな、、みたいな感じが抜けなかった。それに主演のカッシア姫を演じるオージー俳優のエミリー・ブラウニングがどうもイマイチで、、そう言えばマイロを演じるキット・ハリントンも寸足らずで他のグラディエーター(剣闘士)に比べるとちっこくて線が細いんだな~、、。
 
CG満載で火山噴火、そして津波、溶岩が流れ迫る場面は臨場感溢れる出来だ。後半は若い二人を軸に典型的なアクション映画の趣き、果たして生き延びられるのか、、でハラハラドキドキの連続。吹き替えも字幕も一切不要だし”活劇”だけで後半全部見せてくれた手法には脱帽だ。パニック・デザスター映画とはちょっと違う印象と言えば良いのか、、軸を若い主役二人に限定したお陰で最後まで二人から目が離せなかった、、と言うのが真相ではないだろうか??
 
 
 
 
 
 
 
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