”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

原作はロバートB・パーカー

警察署長ジェシー・ストーン、、これは今、一番お気に入りのテレビドラマ(映画として制作)シリーズのテーマ音楽だ。作曲はジェフ・ビールと言うテレビ界の作曲家で警察署長シリーズ全8作に共通するテーマ曲となっている。
 
原作を書いたのは我々ミステリーファンには絶大の人気があるロバートB・パーカー、有名なのは私立探偵スペンサーを主人公にした作品だが映画化にあたってはスピンオフとして書かれた此方のジェッシー・ストーンを特に気に入っている。勿論主役を演じたトム・セレックの魅力に負うところも大きいのだが原作を忠実に再現した台詞まわし、それに大人の鑑賞に耐える内容と展開、遂に思い切って全8作を買っちまった。
 
勿論原作の方はハードカバーも取り揃えて全作、、30作以上あるかな、、が書棚に並んでいる。読み返すまでは行かないのだが73年から書かれた作品は映画化されるほどの大掛かりで大胆な作風ではないのだがどれもこれがハード・ボイルドと唸らせる出来である。
 
警察署長ジェッシー・ストーンシリーズに戻ると;
 
かつてロサンゼルス市警察の殺人課の刑事だったジェッシィ・ストーンは、妻の浮気を発見して以来アルコール中毒になり、妻とは離婚し、勤務中に飲酒したかどで免職になった。そんなストーンは、マサチューセッツ州の海沿いの町パラダイスに警察署長として就任した。その警察署の前任の署長は、銀行家にして町の行政委員長であるヘイスティから賄賂を受け取っていた。新しく警察署長に就任したストーンは、ハサウェイの協力者で地元のギャングのためにマネーロンダリングをしていたジェネストの股間を蹴って彼を捕まえた。それは、ストーンと町の巨悪との戦いの始まりだった。 
by ウィキ
 
と如何にも、、と言う感じになるのだが05年に制作されたのが最初、そこから毎年一本の割で制作されこれまでに8本が放映されている。順を追わないと急にジェッシーが退職させられたりそれが今度は嘱託で戻されたり、部下の署員が撃たれて病床にいたり、捕まったハズの犯人が出所してて今度はジェッシーに協力したりとかこんがらがるのだがこれも一種の制作上、視聴者を引きつけて置くための手段かもしれない。まあそれにまんまとハマっているおっさんがいるのだから、、。
 
確かに構図や画像も暗めだし音楽だってどちらと言うと気分が晴れやか、、とは行かない。でもジェッシー署長の心情を巧く表現しているし犯罪解決に至る頭脳明晰な推理は圧倒的に面白い。
 
もう一つおっさんが目が離せない理由がある、、、それは主人公のジェッシーが無類の犬好きなのだ、、まあデレデレに犬と一緒に遊ぶと言う犬好きではなく案外そっけないのだ。最初にロスから引っ越して来る道中(作品では二作目で過去にさかのぼる)ブーマーと言う愛犬とずっと一緒、遥々ロスからボストン郊外の架空の街、パラダイスまでやって来る。そして腎臓衰弱で獣医さんに連れ込むシーンがある。最終的にはこの街の獣医さんは誠に身勝手な先生でジェッシーはすっかり嫌気がさし街で監察医をやっている人間の医者にその処遇を依頼する。
 
このシーンがもう涙、涙、、の連続で。そりゃ映画とは判っているのだがダメだった、、、以降今度は同じような犬種でレジーと言うワンコがずっと出演する。そのレジーは実は殺人現場にずっと座り続けていて殺された飼い主に付き添っていた。そしてジェッシーがそのワンコを引き取る事になる、、これがシリーズ1でのことだ、、。従ってシリーズ途中から見ると”うん、、犬が違う??”となるのだが、、、全シリーズを見るとその意味が判ると言う訳でありました、、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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