”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”守護神”(06年)

原題は”The Gurdian"なのでてっきりそのまま邦題は”ガーディアン”だとばかり思っていた。そしたら何と”守護神”だと、、、理由が判らんな、、。そのまま”ザ・ガーディアン”だと有名なイギリスの新聞社なので混乱する気もするが”守護神”ってのは”野球用語”として使われ9回に登場するクローザーを指す言葉、主にハマの佐々木主浩を指す単語だった気がする、、”ハマの大魔神”とも呼ばれていたので彼の伝記映画みたいな気分だ。
 
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ケヴィン・コスナーとアシュトン・クッシャーが共演、アメリカ西海岸のコースト・ガード遭難救助隊の活躍を描いた映画だ。これまでケヴィン・コスナーは良く見ているがこれは数少ない見逃した一作だ。共演したアシュトン君が苦手だったと言うのがその理由なんだが、、。
 
見ながら邦画にも同じような設定がなかったかなと思ったら”海猿”がそうじゃないか、沿岸警備隊に配属された若者を描いた海洋ドラマだったがこれもコースト・ガードのクラス”A”に配属された若者、、それに現役を退くかどうかを迫られたケヴィン・コスナーが厳格な教官を勤める。
 
厳しいトレーニング、脱落する若者、、この辺りは舞台は違っても陸上なら”愛と青春の旅立ち”(82年)、空軍なら”トップ・ガン”(86年)と同じ設定だ。このコスト・ガードも救助班には身体能力が高く泳ぐ能力が抜群なスウィマーと呼ばれる隊員たちがいる。その連中を伝説のスウィマーでもあるケヴィン・コスナーが訓練して独り立ちさせて行くと言う内容だ、、。
 
多くの救助した遭難者数、それに泳ぎに関する記録を塗り替え伝説的な人物と言われるベン(K.コスナー)、に異常とも言える対抗心を燃やして配属されて来るのがジェイク(A.クッシャー)、この二人の対決が軸になり離婚寸前のベンと一方のジェイクは酒場で知り合った彼女、、彼等が脇を固める。
 
終盤やっと独り立ちしたジェイクがベンに”本当は何人救助したんですか?”と尋ねるシーン、、ベンは素っ気なく”22さ”、、それを聞いたジェイクはたったそれだけ?みたいな顔をするのだがベンに”それは救助出来ずに命を落とした数だ”と言われ彼が何故”伝説”と言われ続けるのかその意味が理解出来る。救助した数じゃない、、こうして救助出来なかった数を心に以降命を落とさせる事はしない、、と自分に言い聞かせて毎日の救助活動に当たるんだ、、コレは心に訴える場面でした。
 
だが同系列の訓練に厳しい”根性もの”としてはちょいとプロットが弱くすぐに先が読めてしまう展開、幾らケヴィン・コスナーが頑張っても回りが魅力に欠ける難点はあるが最後まで船酔いにも悩まされずに見れた。舞台がアラスカに近い海洋なので水の中に入るだけでも寒そう、、恐らく撮影はプールだろうがそれでもどっぷりと水に浸かり俳優さんたちも大変だな、、と思わず同情しちまった。それにしても後から後から海難救助を要請する船舶やらカヌーで漂っている若者がいるのには驚かさせる。これじゃ地上の救急車出動と同じレベルじゃないのか??冬のブリスベンで見るにはちょっと寒かったかな、、。
 
 
 
 
 
 
 
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