”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”麗しのサブリナ”(54年)

お待たせしました。今夜の日曜洋画劇場は皆さんお待ちかねの”麗しのサブリナ”ですよ、、オードリーが綺麗ですね、美しいですね、、見事な演技ですね~。それにハンフリー・ボーガードにウィリアム・ホールデンと言うハリウッドきっての男前二人が競演です。どうぞ最後までゆっくりご覧になってくださいね、、後で又、お会いしましょう。 じゃサイナラ、サイナラ、、。と淀川先生ならこうやって紹介してたんじゃないのかな??
 
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公開されたのは54年、監督はビリー・ワイルダー。この制作から3年後には再度オードリーと組んで”昼下がりの情事”を撮っている。その時の親子ほども歳の離れたお相手がゲイリー・クーパーだった。そう言えばこの映画でのお相手はウィリアム・ホールデンが36歳、ハンフリー・ボーガードはもう55歳、、オードリーは25歳で何時も同世代の男性よりかなり年上がお相手だったんだ、。
 
ストーリーは単純明快、富豪のララビー家に勤めるサブリナの父親はお抱え運転手としてララビー家のガレージの上に住み込んでいる。サブリナは子供の頃から毎晩繰り広げられるララビー家の豪華なパーティを木の上から眺めるのが唯一の楽しみだ。そして次男のデイビット(W.ホールデン)に片思い、心底憧れている。
 
そのサブリナがパリへ留学、料理の修行に行くが2年後に帰国、パリ・モードで洗練された素晴らしい女性に変身して帰ってくる。偶然駅を通りがかり見染めたプレイボーイのデイビット、彼女の事が判らない、、。そんな展開だがララビー家の事業を一手に任されている兄のライナス(H.ボーガード)はそんなサブリナを見ても普段の仕事人間は変わらない、むしろデイビットの為に二人を応援する立場でいるしララビー家の事業躍進の為にデイビットをサトウキビ生産の大手会社の令嬢と結婚させようと計画中だ。そして婚約発表のパーティ会場へ招待されたサブリナ、デイビットは自分の婚約者をそっちのけでサブリナに入れ込む始末、それがひょんな事から全員の思惑が違う方向へ、、。
 
このオリジナルモノクロ映画から40年の歳月を経て95年にジュリア・オーモンドを主役にハリソン・フォードグレッグ・キニアーでシドニー・ポラック監督がカラーでリメイクしたのだがやはりオードリーを超えるのは困難だった。
 
オードリーは後年”ティファニーで朝食を”でムーンリバーを窓辺で口ずさむシーンがあるがこの映画ではデイビットを相手にラビエンローズをフランス語で歌うシーンがある。これが又、素晴らしい場面であります。多分自声だと、、、。
 
 
 
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ハンフリー・ボーガードはこの映画を撮り終えて僅か3年後に57歳で亡くなってしまった。もっと沢山見たかった。
 
ウィリアム・ホールデンは戦争映画続き、、55年には”慕情”そして57年には”戦場にかける橋”と大活躍しやはり81年に63歳で亡くなっている。
 
オードリーは翌年に”戦争と平和”、、そして主演が目白押し、89年までずっと活躍我々を楽しませてくれた。
 
 
例え映画がモノクロであってもスタントや派手なアクション、それにCGや高額な制作費必要ない。良い脚本と良き配役に恵まれそれを監督が存分に使いこなせりゃ最後まで大いに楽しめる、、それがテレビのちっこい画面であってもだ。そんな事を思わせる映画でした。
 
 
 
 
 
 
 
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