”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”冤罪死刑” テレビドラマ

このところの映画鑑賞は今年のオスカーにノミネートされた作品ばかりを追い続けていた。”6才のボク”ですべて見終わり、後は発表を待つばかり、、とは言っても関係者でもナンでもないのだが、、まあ今年は最後のどんでん返しもなさそうだし大本命がそのまますんなり受賞しそうな雰囲気なので洋画はちょっと休憩、それに正直、英語にも食傷気味だし、、。

タマには画面から日本語が聞こえて来るのもよいかな、、と色々お借りしているDVDを眺めていたら”冤罪死刑”と言う誠に衝撃的なタイトルに出食わした。こりゃタイトルが表す通りの犯罪モノ、しかも冤罪で死刑宣告ってお話じゃないのかな??と思いつつ買ったばかりのブルーレイさまの”窓口”へ、、。誰が出ているのか、原作はあるのかそれに一体何時制作され放映されたのかも何の予備知識もなく、、それから一気に、そして大満足の2時間でした。

こりゃシネコンへ行ってヘタな映画にシニア料金8ドルを払うより断然良かったぞ。

イメージ 1原作がこれ、、てっきり菊川 怜とばかり思ったのだが家内に”どうしてアンタはそんな馬鹿なの?”の一言で反省。良くみりゃ字が全然違うじゃないか、。何でも推理小説を専門に書かれていてこの作品は長編4作目とか、。

主役は新聞社の熱血報道担当を椎名桔平が演じている。舞台は京都、全国に外食チェーンを展開する裕福な社長宅から少女が誘拐される。身代金要求は6000万円、それを奥さんに持たせ届けるようにとの犯人からの電話が、、。

警察は身代金受け渡し時が犯人逮捕に繋がる一番重要な場面と心得、捜査員を配備するのだがその警察の裏をかくように犯人は乗った電車の窓から身代金の入ったバッグを落とすようにと指示、更に電車の終点駅に誘拐した娘を連れて行くとの言葉を信じた奥さんはその約束をも反故にされてしまう。こりゃ警察の大失態か、、と報道されるのだが結局は数日後に最悪の結果が待っている、、。

この出だしのプロットだけでもスピーディで息もつかせぬ展開だ、。刑事役の小林稔侍が実直な役柄で好感が持てるし他の配役もすこぶる良い、、以下はテレ朝の土曜ワイド劇場のサイトから;

通信社の大阪本社に勤務する記者の恩田和志(椎名桔平)のもとに、弁護士・櫻木希久子(財前直見)が訪ねてくる。希久子の用件は、京都で起きた少女誘拐殺人事件で、すでに一審、二審ともに死刑判決を受けている被告・山崎哲也長谷川朝晴)は、京都府警が失態を隠すために、犯人逮捕を急いだ末の冤罪だというものだった。山崎の逮捕当時、その事件背景を追っていた恩田は山崎の犯行動機がまったく掴めなかったこともあり、自白を強要されたと主張する希久子に協力することにした。

恩田は山崎逮捕の決め手となった、「代金受け渡し現場で山崎を目撃した」と証言した小料理屋の女将・小鳥遊純枝(山下容莉枝)を訪ねる。実は証言当時、純枝の息子が仲間と共に大麻所持で逮捕されたにもかかわらず、一人だけ不起訴になったという不審な情報を得ていたのだ。恩田の直撃に、純枝は渋々ながらも「実は山崎の顔をはっきり見たわけではない」と認めるのだった。

また、恩田は被害者の母親・春薗加奈子(浅見れいな)にも話を聞く。事件後3年間、そのままにしているという娘・乙女の部屋を見た恩田は、
ぬいぐるみに乙女の髪の毛が付着していることに気がつく。事件当時、外車販売店ディーラーだった山崎は、事件の1週間前に家族で店にやってきた乙女がぬいぐるみを忘れ、山崎が家まで届けていたのだ。事件の唯一の物証となった毛髪はこのときのものではないのか?

冤罪の疑惑を深めた恩田は、10年前から懇意にしていて現在は
入院中の捜査一課の刑事・村上清孝(小林稔侍)を追求し、自ら逮捕の決め手となった証拠をねつ造したと告白を受ける。

その後、恩田と希久子は、別の連続少女殺害事件で死刑が確定している栗原稔(甲本雅裕)と山崎を結ぶ“見えない糸”に気がついて、事件の驚愕の真相へと近づくのだが・・・。

通信社の現役
デスクでもある異色の作家・緒川怜(おがわ・さとし)氏による社会派ミステリーを、椎名桔平主演でドラマ化。少女誘拐殺人で死刑判決が下った男は、冤罪だったのか!? 意表を突くスリリングな展開、そして人間の尊厳とは何かを問いかける骨太のミステリー!

とこれは宣伝文句に全く偽りなし、骨太で最後の展開にも仰け反るような結末、、、逆転満塁ホームランとは言わないが野心家でもある弁護士役の財前直見がキリリとアップにした髪で颯爽たる弁護士を熱演、協力して捜査にあたる椎名桔平も熱血ぶりが板についている。そしてその裏にある秘密、これはハリウッドへ売り込んで映画化、そして大きく世界配給しても良いぞ、、とバドワイザーを飲みながら思ったのであります。 テレ朝だってやれば出来るじゃん??

舞台は秋風の漂うロンドン郊外の住宅地、主演の熱血社会部の記者をベネディクト・クンバーバッチ、、そして辣腕”失敗しない”弁護士にナオミ・ワッツ、、3年前に捜査の中心となっていた重要な役どころの老刑事にはゲイリー・オールドマン、、タイトルは”Wrongly Accused for Death"、、。
版権収益は原作者の緒川 怜氏と山分け、、どうでしょうかぁ??





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