”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミケランジェロ・プロジェクト”(14年)

普通は映画館で見た映画は圧倒的に印象も良いし評価するなら☆半分くらいはプラスしたくなるのだが、、この映画”モニュメント・メン”(原題)は公開前からの期待が大きすぎたせいかどうも映画館から出るときはしっくり来なかった。

事実を基にした原作だし戦争末期のヨーロッパ、ナチスが本国へ遁走するに際して各地の貴重な美術品や絵画を移送、或いは破壊するのを阻止して回収する事を目的に美術品に携わる民間人を招集して特殊チームを編成すると言う内容、その配役だってジョージ・クルーニー以下そうそうたるメンバーで”大ヒット”の予感もあったのだが、、。最終的には日本国内では劇場公開が中止に追い込まれ前売り券も払い戻し騒ぎになるなど散々だった。公開日が決まっていてそれが中止ってのも余り聞いたことがないのだが一体ナニがあったのやら、。

イメージ 1
もうとっくにストーリーは判っているし誰がどうなるかも知っているのだが2時間大いに楽しませて貰った。これぞテレビ向きの映画だった、、。

まあそんな事で劇場公開が中止に追い込まれた訳ではないと思うのだが、、ジョージ・クルーニーが監督でアメリカで公開された時には週間収益2位にもなっている。現に70億円の制作予算で収益が155億円あったと聞くので別に興行的に”失敗”したとは言えないのだが、、。もっと悲惨な映画が沢山上映されている事を考えると前売り券を払い戻してまで公開を中止したのはどんな事情だったのやら。

タイトルが”モニュメント・メン”で男ばかりなのだが紅一点で出演しているケイト・ブランシェット、、(パリの博物館で働き美術品目を記録する担当)、彼女は実在したローズ・ヴァランドと言う人物設定、彼女が克明に記録していた美術品目が重要な手掛かりとなり後日、モニュメント・メンの役に立つ訳だが彼女の役柄をもう少し違った角度から展開すればもっと緊迫感が増しハラハラドキドキ度も増したのではないだろうか、、すると”モニュメント・メン&ウーマン”って事になっちまう??

確かにこの原題じゃストレートにカタカナ化しても判りにくい、、でも”ミケランジェロ・プロジェクト”はないだろう、、ひょっとしてそんな邦題がジョージの逆鱗に触れて日本での公開を中止させた?おおおおっ、あり得ない事ではなさそうだ、、。



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほん映画村」に参加しています:もし気が向いたらクリックお願いします♪。