”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”奇跡の人”(62年) アン・バンクロフト

イメージ 1アン・バンクロフト、、その長い芸歴でもやはり映画ファンには、あの”ミセス・ロビンソン”としての記憶が一番鮮明かも知れない。マイク・ニコルス監督の”卒業”(67年)で若いベンジャミンを誘惑する魅力的な姿に世の男性諸君は一度はあんな人妻に誘惑されてみたいと思わせたものだ。

31年にニューヨークのブロンクスで生まれアクターズ・スタジオで演技の勉強をするものの結局ハリウッドでは芽が出ず58年頃からブロードウェイの舞台へ、、。翌年”奇跡の人”で一躍トップ演技派の座へ登り詰めてしまった。62年に映画化された時もヘレン・ケラーの相手役、アニー・サリバン役を射止め、翌年オスカーでは主演女優賞を受賞、31歳にして”名女優”と呼ばれる事になった。

その”奇跡の人”(62年)を何十年ぶりかで先日見たのだがやはり凄い、ヘレン・ケラー役のパティ・デュークとまるで二人芝居に終始している様は最後まで目が離せない。無論、舞台で長い期間、同じ役を演じていた訳なのでセリフや立ち回りなど映画化にあたって改めて演技を確かめるまでもなくごく自然にカメラの前に立てた、、とはご本人が何時だったかインタビューで語っていた。

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この映画、日本でも映画化されているし確か舞台でも上演された記憶がある。三重苦のヘレン・ケラーを助け何とか人とこコミニュケーションが出来るように孤軍奮闘するアニー・サリバンに扮したアン・バンクロフト、、汚れ役に徹し素晴らしい映画だった。

63年にはヒッチコック監督の”鳥”にアニー役としてオファーがあったそうだが断ってしまい結果その役はスザンヌ・プレシェットへ舞い込んだとか、、。あの役柄は主演じゃないし最後は悲惨なので断って正解だった、、。

05年にまだ73歳だったが亡くなってしまった。

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