”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”地上より永遠に”(53年) デボラ・カーとドナ・リード

この時代はアメリカ映画の原題も日本語に翻訳しやすかった、、これも”From Here To Eternity"と言うベストセラー小説の映画化だがそのまま直訳して”地上より永遠に”、、でも”ここよりとわに”と読ませる、、やはり当時の配給元担当者は映画に対する意気込みも違ってたのか?同じように”慕情”、これは原題が”Love Is A ManyーSplendored Thing"(愛とは素晴らしきもの)、、、そりゃ確かに”慕情”には違いないのだが、やはり漢字二文字で邦題とした担当者はやり手だ、、。

その”地上より永遠に”、この映画に配役されたお二人の女優さん、

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デポラ・カーもドナ・リードも奇しくも同年21年生まれなのでこの映画に出演した当時は32歳、デポラ・カーは”クオ・ヴァディス”(51年)でロバート・テイラーの相手役を演じその美貌が評判だったのだが”王様と私”(56年)はまだ先の話だった、。一方のドナ・リードはこの映画に抜擢されたあとはもっぱら活躍の場はテレビ界に移ってしまい自身のショー番組を長い間続けるようになった、。

この映画ではデポラ・カーがホルムス司令官夫人、ドナ・リードが酒場のウェイトレスを演じ翌年、二人揃ってオスカーの主演女優賞にノミネートされ、、結果ドナ・リードが主演女優賞を獲得した。主演二人がノミネートされるってのも珍しいケースだが映画は結局、13部門にノミネートされ作品賞から監督賞、、を含む8部門でオスカーを獲得した。

舞台はハワイ、、日本軍の真珠湾攻撃を背景に新たに配属されて来た一人の青年(モントゴメリー・クリフト)と親友(フランク・シナトラ)、司令官の妻と士官(バート・ランカスター)との恋、更には酒場のウェイトレスとその青年兵との淡い恋、、と人間模様が描かれている。痛烈な反戦映画とも捉えられそうだが原作者のジェームズ・ジョーンズはやむ無く戦争に巻き込まれ戦場以外の場で人生を棒に振ってしまった二人の青年を描き見せた人間ドラマだと思っている。

確か80年代の初めにハリウッドのビデオ屋でさてVHSかベータかどちらを買うか、、と思案していたので当然まだDVDなどは発売される前だった、、映画館で見た余韻からどうしても欲しくなって購入したビデオだがそれももう再生する機械がなくなってしまった。でもしつこくDVDを買い、毎年この8月になると見ているのでその回数たるやもう何十回か??何回見ても飽きない、それはやはり名作だからじゃないか?

これは最近のハワイのハロナ・コーブとか、、バート・ランカスターとデポラ・カーが砂浜に転がる名場面が撮影された砂浜だそうな、、。

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