この映画、主演の筋金入りの金庫破りがニコラス(ロバート・デ・ニーロ)、愛人にアンジェラ・バセット、そして若い相棒ジャック(エドワート・ノートン)、更に最後の金庫破りを依頼するボスが何とマーロン・ブランド(マックス)と来た。どうもこの映画が最後の出演だったらしい(04年没)、、最初そんな事を知らずに何処かマーロン・ブランドに似ているな~、、(タイトル・シーンは見逃した)と思っていたらやっぱりそうだった、。
しかし相変わらず、、センスのない邦題だな、、そりゃ原題が”The Score”(本来は得点を挙げる意味だが此処では盗み仕事を表わすスラング)だがそれをそのままカタカナ表記で”スコア”じゃダメじゃないかぁ~、、これじゃタイトルに誘われて見たくなるって事は絶対にないような気がするぜ、、。
ロバート・デ・ニーロは近年はずっとチョイ役とかカメオ出演ばっかりなのでこの映画のようにずっと出ずっぱりは嬉しい。まあそうは言ってももう15年も前の映画になるのだが、。
冒頭はいきなり金庫破りの場面、パーティ会場の隣の部屋の金庫をこじ開け宝石類を懐ろに洋々と引き揚げていくニコラス、、仲間の待つ車に拾われボートに乗り継いで国境を超えカナダへ戻って行く。どうも舞台はカナダのモントリオールらしい。
後日、今度はボスのマーロン・ブランドに呼び出され取って置きの情報があるのでもう一仕事やるように依頼される。それにはカナダの税関保管倉庫に掃除人として入り込み情報を入手した若いジャックが絡んでいる。最初のジャックとの出会いが気に入らず一旦はこの仕事を断るのだが恋人と堅気のジャズクラブを営業する為にこれを最後の仕事として自分が計画を立て、指示をする事を条件に最後の大仕事を引き受ける事にする。
モントリオールは古い街でしかもフランスの影響があったせいか道路は石畳み、、そして地下が迷路のように入り組み排水口や配管が配備されている。計画ではその排水口を使って保税倉庫へ忍び込み厳重な金庫をスプリンクラーを使って”水責め”にして開けると言う大胆な事を考える。ジャックは既にこの保税倉庫の掃除人として毎晩12時から朝の9時まで勤務しているので監視カメラを切ったり警報を止め警備員の目を反らせる担当だ。
そんな展開、、、主演の二人が中心に居座り、熟練ドロと若くて血気盛んな組み合わせは往年の名作、、アラン・ドロンとジャン・ギャバンの”地下室のメロディ”をチラっと思い出させるしそんなショットもあるにはあるのだが、、やはり幾らロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン+マーロン・ブランドでも”地下メロ”超えは無理だった、、、、、。
終盤は何とか金庫破りをやり遂げ待機していたジャックに盗み出したフランスの国宝とも言える杖の棒キレを渡すのだが、、、其処で一転、そしてもう一転、、、してニコラスは”アンタが最後の盗みをやるなら別れる、、”と脅していたキャビン・アテンダントのアンジェラ・バセットを空港へ出迎えチョン、チョン、っで丸く収まると言う、、最後の大仕事の巻でありました。そうだ邦題は”地下室の国宝破り”、、これはどうでしょう??でもこれだと鬼平犯科帳みたいだな~、、。
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