やっと、、待望の”ジェッシー・ストーン”の最新作が見れた。もう待ちに待ったと言うか、、感無量で思い入れが激しすぎるのか内容には関係なく感情の方が先行しちまって、、のっけから今までの愛犬、レジーのお墓がアップになる場面では”えええっ~、、愛犬が死んだ??”っでもうオロオロしちまった。
今回放映された2時間枠のテレビ用映画はシリーズ9本目になり06年から不定期に映画化されているロバートB・パーカーが描くところの一連の原作が映画化されたものである。
パラダイスと言う架空のボストン郊外の街、その小さな街に就任して来た元ロス・アンジェルスの刑事さん、ジェッシー・ストーンだ。一作目では不祥事で酒浸りだったロスを離れ遠く東海岸まで運転して来るのだが同乗者はブーマーと言う愛犬、、このシリーズ最初っから何時も傍らには愛犬がいた。
映画の冒頭からこの墓石、、映画の中では前作から二年の空白がある事がセリフや設定からも判る。そして何処か投げやりでやる気のないジェッシーのアップ、、案の定、愛犬を亡くした空虚で孤独な時間を持て余す警察署長さんだ。
パラダイスと言う街自体が田舎の街ゆえ、そんなに事件が勃発する訳じゃない、、空虚な時間を埋めたくてジェッシーはボストン警察署の殺人課へ出向き”コールド・ケース(未解決事件)の捜査協力を申し出る。そんな展開で始まる9作目、、ナンでこんなに入れ込むようになったのか、、実は自分でも良く判っていないのだが作者と主人公、、それを取り巻く環境がかなり大きな比重を占めているような気がする、。
勿論原作の良さ、(実はこのジェッシー・ストーン・シリーズは他のスペンサー・シリーズほどは洗練されてないしはっきり言ってそれ程面白くない)もあるが映像化に際してトム・セレックが見事に活字”を”映像化”させている。脚本は原作が元になっているのだが会話にもそれが巧く取り入れられていてそれが大きな魅力の一つになっている。そしてカメラワークに音楽、、いかにもボストン近郊だな、、と思わせる展開が映像に上手くマッチしているのだ。
これは出だし、酒場で苦悩するジェッシー、、亡くしたレジーの事を思い出しながら一人ウィスキーグラスを傾けるシーンだ。
映画はその”コールド・ケース”を担当するジェッシーがこれまでのように同時進行で若い女性を助ける逸話や三人の娼婦殺害の容疑で刑務所に召喚されている犯人との尋問が描かれて行く、その犯人のロバートは”三人はオレが殺ったが4人目は俺じゃない”、、と言い張る事から新しい展開が、、。
そしてレジーの後釜になるスティーブの登場、、今回出て来るワンコのスティーブはどんな状況でジェッシーの元に来るのかこれが一番の見所だった、、それがやはりある殺人現場で飼い主の元を離れずずっと傍に佇んでいたワンコだった、。
どうにもこのスティーブは人間に対するトラウマからか餌も受け付けずやむ無く施設に収容される運命、そして明日には安楽死か、、という場面で事件の捜査中だったジェッシーが引取りにやって来る。もうこれっきゃないだろう、、という展開で事件の核心へ迫るジェッシー、そして今度は傍らにスティーブがいる。
テレビ映画として制作された本編、そりゃ劇場用の大金を投入した作品とは比較する訳にはいかないがしっとりと心に残るジェッシー・ストーンでした。この視聴を可能にして下さったブロ友のpu-koさん、、心より感謝し御礼申し上げます。FOXさん、アンタが早く放映してくれないからpu-koさんには二日間に渡ってお世話になってしまったじゃないか、どうしてくれるん、来月は払わなくて良いですか?
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