”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”グリーン・デスティニー”(00年)

オーストラリアでも公開当時、大ヒットしアン・リー監督の名前を不動のものにした秀作、原題は ”臥虎蔵龍”、、英語名はそのまま”Crauching Tiger, Hidden Dragon"なのだが邦題には主人公の持つ名剣、”青冥剣”を英語変換してカタカナ表記としている。大まかなストーリーは”指輪物語”ならぬ”名剣物語”なので別にこの邦題が的外れとは言えないのだが、、。

しかしこの”うずくまる虎、隠れる龍”は古くから伝わる中国の諺から転用されているようで日本だとさしづめ”能ある鷹は爪を隠す”みたいな意味ではなかろうか??それが”グリーン・デスティニー”となるとどうも当事者の”緑色の運命”と勘違いしてしまいそうだ。

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剣の達人同士が竹やぶの中でワイヤー・アクションを展開させる事でも有名になり、以降作られる台湾映画にはかなり高い頻度で採用されている。

最初目にした時は正直”あんれまぁ~”と言う印象だったのだがこれはアン・リー監督描くところの独特の解釈、流れるようなアクションを雄大な自然の背景に調和させ音響効果と共に素晴らしい映像美を作り上げている。

制作されて既に15年が経過しているのだがオーストラリアでは以前人気が高い、FOXでも外国映画専門チャンネルで定期的に放映されているし、、恐らくこの映画に関しては日本ので評価よりも断然高いのではないだろうか??

天下の名剣グリーン・デスティニー(碧名剣)の使い手として名を轟かせるリー・ムーバイ(チョウ・ユンファ)は、剣を置く決意をし、瞑想修行を途中で切り上げ女弟子ユー・シューリン(ミシェル・ヨー)の元へやってくる。

二人は密かに惹かれ合っていたが、師弟に愛の関係は許されなかった。そんなある日、ユーは貴族の娘イェン(チャン・ツィイー)に出会う。イェンは両親に名家に嫁ぐことを決められていたが、本当はユーのような剣士になりたがっていた。

やがてイェンは、盗賊の青年ロー(チャン・チェン)と砂漠で恋に落ちる。しかし政略結婚が決まっているイェンは、彼に別れを告げた。イェンを諦めきれないロー。彼への想いに揺れるイェン。そんな時、イェンに正しい剣の道を教えようとしていたリーが、長年の敵に毒針で殺されてしまう。死の直前で、初めて愛の告白をするリーとロー。イェンはその姿に接し、家が決めた結婚を捨ててローとの愛を選ぶのだった。by movieWalker


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