”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ナバロンの要塞”(61年)

原題は”The Guns Of Navarone"、、時は1943年、ドイツ軍がエーゲ海、ケロス島に設置した大砲の親玉みたいなヤツである。何せこの大砲に狙われてケロス島沖を航海する連合軍側の駆逐艦や巡洋船が尽く撃沈されている。

そこでこれは戦争映画ではお決まりの設定だが連合軍は”精鋭部隊”を敵地へ送り込みこの巨砲をぶっ壊す作戦を立てる。指揮官として任務にあたるのはキース・マロリー(グレゴリー・ペック)、有名な登山家と言う設定だ。そして脇を固めるのがアンソニー・クインスタンリー・ベイカー、ジェームス・ダーレン、デイビット・ニーブン、アンソニー・クエイルなど6人の精鋭だ。

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このメンツ、現地から合流したレジスタンスの女性二人に助けられ”ナバロンの要塞”を目指すのだが、、、この中にドイツ軍へ通じているスパイがいる。敵を欺きところかえ品を変えするのだが何時も振り向くと敵が、、それにどうも先回りもされている雰囲気だ。連合軍の艦艇からの攻撃まで残り7日間、それまでに海を向いて断崖に設置された巨砲を無力化する事が出来るかどうか、、で手に汗をに握る157分です。

原作を書いたアリステア・マクリーン、これはもう冒険小説を愛するファンには無条件に受け入れられて来た作者だ。同世代のイアン・フレミングが描くところの洗練されたスパイ像とは違ってスコットランド生まれだが戦争を背景に”冒険”の要素を多く取り入れた作風だ。50年代の作者としてはほぼ全作品を読み尽くした記憶がある。

この”ナバロンの要塞”のちょっと前には”戦場にかける橋”、”大脱走”そして”史上最大の作戦”から”特攻大作戦”と大作が数多く制作されて来た。アリステア・マクリーンが描いたこの巨砲粉砕の後日談として今なら”ナバロン”シリーズとでも言われそうだが実は3作も制作されている。しかし残念ながらどれも映画の出来としてはこの”要塞”は越えられなかった。

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