”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ビックリ玉手箱な映画

最後の最後にビックリする映画、どんでん返しのある映画、、予想も出来なかった結末の映画、、色々な言い方はあるがやはりミステリーファンとしては”最後まで犯人が判らない”展開、これに尽きるのではないだろうか??

そりゃ名作”太陽がいっぱい”、、、アレはもう映画の進行上、観客には犯人が判っていた。さてどうしてその犯罪がバレるのか、、同じアラン・ドロンの”地下室のメロディー”、、あれも当事者が犯人なんだから”さて誰がやったのか?”じゃなくてナンで、、、そんな展開だった。そうして見るとやはりアガサ・クリスティ、、、この人の書く小説は本格的な”犯人探し”を主題、メインに置いている。

そのアガサ・クリスティが数多く書いた推理小説でも断然トップとしての評価が高いミステリー、それが”そして誰もいなくなった”である。1939年に書かれた小説なので無論おっさんは生まれてもいない、、その頃に既にこんなミステリーが書かれていたって事はスゴイ事ではないだろうか??そのアガサ・クリスティ女史は1890年に生まれているが小説を書き始めたのは1920年である、、って事は30歳頃ってことか、、。

結婚そして離婚を経て書き始めた小説なのだが幼少期は一切学校には通わせて貰えなかったそうだ、、そんな環境にもメゲずに言葉や書く事を覚え、小説家としてデビューした事が何と言っても素晴らしい。

ちょっと話が逸れたが、、何を言わんとするか、、、それは彼女が書いた”そして誰もいなくなった”の映画版に(原題”And Then There Were None")ついて書こうとしていたのである。

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この小説はこれまでおっさんの知る限り、、45年に初めて映画化されその後同名のタイトルで2回、”テン・リトル・インディアンズ”で5回、、更にはテレビドラマ化から舞台まで、、日本でもこの原案が背景になったドラマ化が数多く制作されている。

個人的には一番印象深いのが65年に公開された”Ten Little Indians"である。主演はヒュー・オブライアン、そして007の”ゴールド・フィンガー”に抜擢されたシャーリー・イートン、、そしてレオ・ゲンや当時人気絶頂のファビアン、そしてオードリー・ヘップバーンがイライザを演じた映画版、”マイ・フェア・レディ”に出演する事になるスタンリー・ホロウェイやウィルフレッド・ハイド・ホワイトのコンビなどなど、、、当時のイギリス映画界の重鎮である。

イメージ 2映画はもう殆んど全編がそのまま舞台上演出来るような設定で脚本の良さを満喫出来るものであった。無論、今のようなアクションは全くないに等しい、、舞台劇をそのままカメラで撮り上映しているような雰囲気と言えば良いのか、、或いは”密室劇”、それがアガサ・クリスティの良さでもあるのだが、。もう画面に色がついているかどうかは一切関係なかった、、、最後まで”さて犯人は誰だ??”とアホな頭をひねくりまわし、、最後の最後にビックリしたのを覚えている。

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これは離れ小島に招待された10人の招待客、、その皆さんが集うダイニング・ルームの卓上に置かれた”10人のインディアン像”、それが一人殺され、又、人形像が一人居なくなる、、と言う映画の進行を象徴する小道具である。

これがかなり不気味な設定で集った人達は夫々が疑心暗鬼に陥って行く、、そして最後の最後、、みんな死んじまっても犯人が判らない、と言うこりゃもう推理小説の真骨頂である。今時はこんな風に最後まで犯人が判らないなんて映画はないんじゃないか??いやはや素晴らしい映画、と言うか設定でした。こんな極上の映画は完全にメシを超越している、、。



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