”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画史上に残るわんわん物語

アニメの名作、デイズニーの”わんわん物語”公開からもう60年が経過する。原題は”Lady And The Tramp"(55年)で直訳すれば”淑女と放浪者”だがその”トランプ”は(スペルはTrump)放浪者どころか今やアメリカの大統領候補の一番手だ。

シナトラが歌ってヒットしたのは”The Lady Is A Tramp"こちらは37年に発表されたテレビシリーズの主題歌なのでタイトルとしては大分先輩かな?と言うかこれをオリジナルとするとアニメのタイトルはこれをパクったのか??

イメージ 1この時代、アニメとは言えこの原題に”わんわん物語”、、こりゃもう素晴らしい解釈ではないだろうか??殆んどリアルタイムで見ていた今はジジイには誠に懐かしい映画である。

そこでアニメではない実写映画で歴史に残るワン達を探って見た。まずはクラシック篇、やはり”ラッシー”、”名犬リンチンチン”や”黄色い老犬”は外せないかな、、これらの映画もリアルタイムだったがやはり子供の頃に大きな画面に展開されるストーリーは何時までも心に残っているものだしまだ”無垢”の頃、当然ながら受けた印象も今とは格段の差がある。

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この時代のワン達はどちらかと言えば戸外での活躍が多かったし大型犬が主流だった。牧場とか草原を走り回る姿がやけに記憶に残っている。この”ラッシー”はかのエリザベス・テイラーとも共演しているしシリーズ化されたような、、。


イメージ 4そして一気に現代へ飛ぶと、、”恋愛小説家”(97年)のジャック・ニコルソンとお隣に住むワンコのヴァーデル。舞台は一挙にニューヨークのアパートなのでワンも小型化だ。

最初はメルビン(ニコルソン)に懐かないワンコ、、それがご主人サイモン(グレッグ・キニア)が入院している間に嫌々預かったメルビンとすっかり打ち解けてしまう。しっかり演技もするワンだった。この子にはちょっと泣かされたな。

おっとそんな事は言っておれんぞ、、何せワン登場の映画では号泣篇もあるし。

それからやはりアギーはどうしても掲載しない訳にはいかないだろう、。映画は”アーティスト”(11年)、ジャックラッセル種でご主人の命の恩人となる重要な役どころ、このアギーはオスカーの部門に”動物演技賞”を設けても良いんじゃないか、、と大向うを唸らせた演技賞もののワンコでした。

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撮影では何頭かを使い分けていたようだがそれにしてもこれはもう餌でつるだけの演技じゃないだろうと思う程、、無論映画の出来も素晴らしいのだが堂々映画史上に残る映画とワンの演技だった。

うん、ここまではそんなに泣いてないゾ。ではここからは号泣篇;



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これはリメイク版の”Hachi"(09年)、ハチ公物語でリチャード・ギアがその昔、仲代達矢が演じた大学教授役、そして舞台はアメリ東海岸に置き換えられていた。

タイトルからしてもこれは完全に”ハチ子”が主演、映画でもそのままHachiと呼ばれ日本からやって来たことになっていた。

これはもう見る前からハンカチが必要だった、、何故か劇場公開はなくやむ無くダレにも見られないように一人でFOXの有料配信版をこっそり見た。

最後はどうしてもコレに行き着くなぁ~、、、その映画は”マーリーとボク”(08年)(勝手に改名して付けた邦題)。

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こんな場面、、実際に我が家の四郎を散歩させるのにこうやって車の外側を走らせてみた。恐らく本人は捨てられたら大変と思ったのか必死になって車に追いすがって来た、、そして200mも行ったか、、そして今日はここまでと車に乗せてやったら四本の足から血が、、これにはびっくり、まだ若い頃で肉球が薄く全速力でアスファルトの道路を走ったせい
だった。


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これは本当に可哀想な事をしてしまった。置いていかれると思い必死に走ったんだな、、そんな事やこうやってソファのクッションを引っ張り出して遊んじまったし、階段の一番下の隅っこを噛じりとってしまったし、。草原で背中を草むらに擦り気持ちよさように遊んでいる、、さあ帰るぞ、と見たら何とその背中には牛の出来立てのウンチが、、。


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家に帰るまでの小一時間車内が臭いのなんのって、、、窓を開けようが何しようがこの臭い長い間消えなかった。
そして海岸じゃこうして二人でぐったり、、と115分の間、生後すぐから十年以上をこうやって一緒に生活し最後を看取るまで、これはもう我が家での四郎との生活、その生涯をそのままそっくり再現していた映画でした。四郎はラブラドールとボーダーコリーの雑種だったが色合い、顔付きや動作までがこのマーリーに似ているので余計にやられちまった。恐らく過去、現在まで、、、映画でこれほど泣かされた事はないだろう。実は末娘に”とうちゃんはこの映画見ないほうが良いよ”と言われていたのだがもう大分時間も経過していたしもうだいじょうぶだべ~、、と気を許したのがいけなかった。

っとまあ歴史に残る”わんわん物語”の積りだったのがどうもヘンな方向へ行ってしまった。悪しからず、、、。

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