”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ロシア・ハウス”(90年)

久し振りに見た”ロシア・ハウス”、原作はジョン・ル・カレが89年に書いたものだがこれは映画化されるのがとても早かった。主演はショーン・コネリーとミッシェル・ファイファー、監督はフレッド・スケビシと言うオーストラリア人だった。


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初めて映画館で見た時はショーン・コネリーが60歳、ミッシェル・ファイファーが親子ほどにも年下で”う~ん”と言う感じだったが原作ではどうだったのか、、これは読んでないので判らない。

ジャンルとしてはスパイミステリーなんだがアクションは一切ないしカーチェイスもないし拳銃だって出て来ない、、、そんな心理劇的なスパイものである。

時代背景はペレストロイカ体制下とあるので80年代後半だと思われるがイギリス人で出版社の社長であるブレア(S・コネリー)の元にいるセールスマンがモスクワの出版社展示会場でカーチャ(M・ファイファー)と名乗る女性からノートを三冊手渡される。”ブレア社長に渡して”と託されるのだがそれを盗み見たランダウはロシアの核兵器に関する事が書かれておりブレアには渡さずにイギリス情報局の”ロシア・ハウス”へ渡してしまう。

後日その部署の責任者、ネッド(ジェームス・フォックス)から尋問を受けるブレアだが彼は以前ロシア滞在中にダンテと言う作家と交流も持っていたのだ、、。そんな背景からイギリス、そして今度はアメリカのCIAの責任者、ラッセル(ロイ・シェイダー)にKGBも絡んでの三者入り乱れてのスパイ戦に巻き込まれて行く。

アクションはなくてもこの英米の思惑、そしてその極秘情報は何処から来たものかその真意は何処に??そしてブレアとカーチャはどうなるのか?初めて見た時よりかなり余裕があったのだが最後まで退屈させない。モスクワへロケ用の撮影隊が入ったのも珍しい事らしいが街中の風景、一般市民の様子などがあちこちで描かれていて興味深く見れる。

ミッシェル・ファイファーは当時アラサーになったところだったが何処か北欧の雰囲気があってとても綺麗だった、、この映画の後、立て続けに出ていたし”バットマン”でのキャット・ウーマンや”素晴らしき日”のメラニー役は印象に残っている。


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