”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”埋もれる殺意”(15年)

イメージ 1これはブロ友のオネムさんにご紹介頂いた作品で原題は”Unforgotten"と言う。イギリスで制作、放映され日本では既にWOWOWが一挙に全6話を放映しているそうな、、。

主演は担当刑事、キャシーを演じるニコラ・ウォーカー、、それに相棒のサニー(
サンジーブ・パスカー)、それに懐かしやトム・コートニーが重要な役どころで出ている。まあ”ドクトル・ジバゴ”からは大分印象が違っているが、、それは無理もないか、。

お話は市内の取り壊し中のビル、その地下から白骨化した遺体が発見される。その陣頭指揮を任されるキャシーとその相棒、殺人課の仲間たちの活躍を描くものでジャンルとしては”コールドケース捜査”か、、日本の刑事ドラマにも迷宮入りしたものを追ったり未解決事件を扱ったものもあるが此方はかなり”実話か?”と思わせるような現実的な展開になっている。

DNA鑑定や白骨再現、それに遺体の傍に転がっていた手帳を再現すると白骨死体は若い男性、、そして住所録ページを最新技術で蘇らせると書かれていた文字が判読可能に、、どうやら39年前に失踪届けが出ていた当時17歳の少年だと判る。

そして一見事件とは何の関係もなさそうな人たちが登場する。その4組の家族、夫婦を描きつつ、39年前のビルの所有者、住人、登記は誰に、、と捜査が進み同時進行で彼らの生活ぶりも紹介されていく。時としてフラッシュバックのように過去に起こった事が画面に出るが基になっているのは少年の傍にあった手帳から判読した名前と電話番号だ、、。

イギリスの刑事もの、、と言えばヘレン・ミレンが長く演じたテニソン警部、”第一容疑者”が一番印象に残っているのだが此方のキャシー警部はテニソン先輩が男女差別の警察機構をすっかり取り払ってくれたせいか女性が警察署内で孤立して苦悩する場面はない。上司にも恵まれ割と自由に捜査が出来る立場だった。一話が50分、それが全6話となって劇場用映画だと上下二本分の長さになるのだが途中ダレる事なく一気に見る事が出来た。3話づつ二夜に分けて見たのだが犯人は最後まで判らない。

このニコラ・ウォーカーがヘレン・ミレンを追って長期シリーズの主役となるか??現在は”Unforgotton"じゃなくて”Unknown"らしいのだがイギリス・ドラマ・ファンとしては何とか次作も作って欲しい、。

ネムさんご紹介頂きありがとう御座います。教えて頂いてなけりゃ気がつかなかった、、幸いFOXで検索したら殆んど同時期にオーストラリアでも放映されてました。

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