最近ブロ友の皆さんの美味しそうな記事、日本の外食事情に圧倒されている。ブリスベンだって150万人都市だし日本でいけば札幌、神戸、京都、福岡に近いので並の食生活、いやそれなりの外食産業が存在してもおかしくはないのだが、、。
ハッキリ言ってブリスベンの外食産業、こりゃ全くダメだ。そりゃフードコートやファーストフードはごまんとあるし巻き寿司やら回転寿司、中華だってチャイナタウンがあるくらいでそれなりに歴史はあるのだが、。それに近年の移民者増加に連動しているのかインド・カレー屋やタイ、ベトナム料理屋のチェーン店、それに配達専門のピザ屋さんともう雨後のタケノコ状態だ。
日本料理屋だってあるにはあるのだがまだ何処も”専門店”には至ってない。何処でも寿司は出すし天ぷらからすき焼き、うなぎ、それに昼は日本風のカレーやなべ焼きうどんまでありカウンターでゆっくりお寿司をつまむって訳にはいかないのが現状だ。それに日本人が経営しているお店と来たらもう片手の指で数えられるほど、、此処にも世代交代が押し寄せているような気がする。
オージーにだって外食大好き人間は多いし、海外へも出掛けている。当然海外の外食事業も判ってはいるはずなのにこのていたらくだ。恐らくシドニーやメルボルンはもっと種類も豊富で味だってそれなりのお店があると思うのだがブリスベンはまだ当分そんな環境にはならないだろう。
じゃあ何処がそれなりに優良で人を連れて行けるレストランなのか、、に絞って考えてみた。
ホテルのレストランは別にして市内で営業しているイチオシレストラン、その一つがこれ。名前は”ガンバロウズ”と言う。初めて行ったのはもう25年以上も昔になるが節目毎に改築、改装を行い現在ではこんな感じ、、メインはシーフードでそれをイタリアン風に味付け、提供してくれる。何でも”ミスター・ガンバローズ兄弟”がイタリアかギリシャからやって来て開業したらしいがブリスベンでは1、2位の老舗だ。
双璧として肩を並べるのが此方の”バゲット”、ビストロ&バーとあるように気軽に入れるお店、住宅街にあり何時も混んでいる。いやそれは昔の話、今はオーナーもシェフも代わり昔の華やかさはない、、。それでもブリスベンの老舗である事には変りはない。その昔はこの近所に住んでいたのでパティシェになるべく修行中だった末娘がこのお店で見習いとしてお世話になっていた。
これ等以外には観光客が押し寄せる”最近”のお店もあるのだがどちらさんもシェフの動きがびっくりするほど激しい。それとサービスを担当するスタッフの移動も激しくて長く居ついてくれないのが一番の悩みだ。当然マニアル通りの接客方法を教えるっきゃなく我等おっさん世代からはそっぽを向かれる結果となる。まあそんなサービスを気にしないそれなりに若い世代が常連になれば良いのだがそうなるともう悪循環のスパイラルに落ち込んでしまう、、。
これは接待でレストランを使うと言うケースが皆無、レストラン業界として確立されたキャリアーがない(接客面も含め)、長い労働党政権のなせる技か休日は30%割増料金(賃金が)等のレストラン業にはあるまじき悪癖がある。それにお酒を提供するレストランは高額のライセンス所得が義務付けられておりサービス員も何時間かの講習を受ける事が必修だ。
そんな外食産業にとっては致命傷が如く障害が多い。上記のレストランではメニューにある単品のメインの価格が40ドルを優に越す、、ワインとて最低でも60ドル、普通に4人で食べてワインを飲むと400ドル、、32000円って感じになる。これを日本と比較して高いと言うかまあまあと言うか、、。少なくとも日本なら選択肢は太平洋並に広いと思うのだが、。
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