寒かった(そんなでもなかった)冬が終わり春を告げる陽気になって来たブリスベンでは毎年、市の中心部を蛇行して流れる”ブリスベン・リバー”を冠に据え”リバー・フェスティバル”ってのが開催される。ジャカランダもそろそろ咲く時期だし、学校も12年生が卒業(高校3年)で一週間に渡りどんちゃん騒ぎが毎年企画される。
人々も冬を越し何となく浮かれた気分でこのまま年末商戦へ突入、そして長期休暇が目前だ。どうもクリスマスが真夏ってのは我々には馴染めないのだが南半球はそうなっているから抵抗のしようがない、、休みになればやれ息子、娘だ、孫だと住人の所へやって来る人間やプールの利用者も一気に増加するしこれからひたすら過酷な太陽に耐えて肉体労働に励む管理人にとっては余り嬉しい時節じゃないのだが、。
これはフェスティバル開幕時の花火大会だが今夜もこれと同じ企画が、、花火大会会場になっている市内の川沿いには50万人を見込んでいるとか、、それってブリスベンの人口の三分の一になるんだがなぁ~、、。テレビ、ラジオじゃ今夜は車を置いて公共の乗り物で来てちょうだい、、とやたら放送されている。夕方からはバスも電車も無料になるらしい、。
そのブリスベン、最初にイギリスから探検家一行が入ったのが1823年らしい。それまでは原住民、アボリジニの天国だったそうだがその後1838年にはヨーロッパからの入植が始まり1859年にクイーンズランド州の州都としてニューサウスウェールズから独立した。市として承認されたのは1902年になってからなので市としての歴史は100年ちょっとって事になる。
今やシドニー、メルボルンに継ぐ第三の都市になっているのだが気候が温暖な事から南部からのリタイヤ組も含め流入してくる人口が増加の一途、更には日本以外のアジア諸国から移住してくる人たちが年々右肩上がりだそうな、、特に中国系はイギリス、ニュージーランド、南アフリカに続きトップファイブに躍進している。以前からチャイナタウンと言うのはあったのだが今じゃ中華料理屋だけが集まる”タウン”ではなく総合タウンが構成されつつある、、市内から車で20分程度南下するのだがソコはもう見回すと”ありゃ此処は香港か上海か?”と言うくらいチャイナだらけである。
バブル期には日本人も多かったのだが企業が撤退するにつけ日本人は減少の一途、それに永住組も一転引き上げ組み化しておりもうこれじゃ大きく増える事はないだろう。短期で留学する学生さんやワーキングホリデイーの諸氏、国際結婚組は増加しているとは聞くのだが、、。
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