ロバート・ラングドン教授のお帰りだ、トム・ハンクスはこれでシリーズ3作目、ダン・ブラウン原作の”ダ・ヴィンチ・コード”(06年)、”天使と悪魔”(09年)に継ぐ3本目なんだが原作が書かれたのは”天使と悪魔”が先で”ダ・ヴィンチ・コード”は続編だった、、それからちょっと時間が空きすぎたキライはあるがやっと”インフェルノ”が制作された。
まあ続編とは言ってもストーリー的には繋がりはないので単独で見ても何の不都合もない。でも本当のところは原作からいくとこの3作の間に”ロスト・シンポル”ってのがあるのでこの”インフェルノ”は厳密には4作目にあたる。大分前にこれも映画化、、と伝えられていたのだが結局”インフェルノ”が先になってしまった。
監督は全部ロン・ハワードでこの新作もやはりヨーロッパを舞台に秘密が謎を呼び、その謎がさらに別の謎を、、と言う展開は全作共通している。
トム・ハンクスはこのシリーズでは大学教授、その前は機長、そして弁護士に船長、、ウォルト・デイズニーと実に多彩な役柄を演じている。もう一人のトム・クルーズはほぼ全ての作品はアクション、殺し屋から秘密情報員などなどで6歳くらい若いが全く対照的なキャラクターばかりだ。
実はこの”インフェルノ”翻訳文庫が出版されて直ぐに読んでいる。”ダ・ヴィンチ・コード”も先に原作を読んだ気がするがやはりあっちは真っ先に映画化しようとプロデューサーが思い立っただけあってプロットが断然良かった。こっちはその点、原作がイマイチだった、、なので映画の出来がどんななのか恐る恐る映画館へ駆けつけた、、、。
ではこれから行ってきま~す。後半乞うご期待!!映画の予告編みたいでしょ??
行って来ましたよ。では感想を一言で、、、”プロデューサーも監督もやれば出来るじゃん”、、シニア料金の8.50ドルじゃ申し訳ない、20ドルでも払いましたよ
(*´∀`*)。
この映画、原作は何処かへ放り出して見たほうが良いかも、、まあワタシの場合は読んではいるのですがもうとっくに忘れてましたがね、。なかなかに緊迫感があり謎が謎を呼んで一体ダレがダレ?みたいな雰囲気ですがそれがこんな場合、ミステリー映画の本領発揮です。トム・ハンクスはもう当たり役と言うかハマリ役、頭脳明晰に謎解きに挑戦、、お医者さんの相棒に扮するシエナ(フェリシティ・ジョーンズ)とフレーレンス、トスカニー、ベニスそしてブダペストへ、、更に”飛んでイスタンブール”へと目まぐるしく動き回る。
各地の博物館やダンテのマスクや”地獄図”、すっかり観光客気分で映画館にいながらにして各地を回ってきた気分、行かれた事のある人には誠にサービス満点の映像が続く。もう果たして何処までがホンモノで掛けられた絵画類は実際にこの映画で登場する箇所に陳列されているのか??まあ”ダ・ヴィンチ・コード”ではモナリザも本物のルーブルに掛かっていたしウソはないと思うのだが、、。そんなであっと言う間に2時間が経過していた、、、。
これでシリーズ3作とも映画館で見たのだがやはり最初の”ダ・ヴィンチ・コード”は全く予想出来なかったプロットだったのでびっくり仰天、二作目は主演がラングドン教授ならそうなるよな~、っでも想定外の出来だった、そしてこれは案の定の展開だったが期待を裏切られなかったしラングドン教授にしてみりゃ全く想定外、うん、チョイと甘過ぎる評価かも知れないがしっかり楽しんで来ました。
予告編でマイケル・キートン主役の”The Founder"が初公開された。これは実話に基づくお話でなんとあの”マクドナルド”ハンバーガーの創設者のハナシだそうな。こりゃ是非見てみたい、、それと”Lion"、これはデブ・パテル主演でニコール・キッドマンやルーニー・マーラが出ている、インド版”家なき子”みたいだがこれはいけそうな予感がする。ああ、つい予告編につられてそっちを見たくなるのは何時ものクセである、、。