このおっちゃん劇場用映画では”マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙”(11年)とかもっと前は”トゥームレイダー”(01年)にも出ていた。最近では”アイ・イン・ザ・スカイ”(15年)にもチョイ役で出ていたのだが、、。
ドラマの背景はアイルランド、、そこの”ガーダ”と呼ばれる警察機構を首になった元刑事で現在はダブリンの街で私立探偵をやっていると言う設定だ。
テレビ用に制作されたドラマで最初は2010年にオンエアー、以降は不定期に7本がシリーズとして作られその最新版が今度11月5日に公開される。多分前後編だと思うが2週に渡って夫々90分版が2本放映されるようだ。
舞台がアメリカだとこよなく愛する”ジェッシー・ストーン”がいるが此方のアイルランドの探偵さんもなかなか魅力的である。一言で言えば男臭い、、、でも加齢臭じゃない、、それにクライムものだがアクションは程々で拳銃だってそんなにぶっ放す場面はないしカーチェイスなんてありゃしない、。寒そうなダブリンの町並みも興味深いし正統派イングリッシュとは大分違う英語の発音に表現方法、、これがまた魅力でもある。そしてすこぶる良質のドラマになっているのだ、、って事はやはり脚本がしっかりしていてプロットが面白い、これに尽きる。無論配役されている人たちの演技も重要なポイントではあるが、、、。
こっちの”ジェッシー・ストーン”はボストン近郊のパラダイスと言うちっぽけな街が舞台、やはりロス警察の辣腕刑事だったジェッシーが早期退職に追い込まれ新天地を求めてこの街の警察署長として赴任して来る、、、そんな展開で2005年から毎年一本程度の頻度で既に9本が制作されている。そしてつい先日、17年公開予定の新作発表があったばかりである。
これも実に楽しみだ、、同じように派手なアクションは一切なくひたすら会話と登場人物の背景から動機を探り真犯人に辿り着くと言う手法は同じ、、でもこっちはジェッシーの愛犬、それに音楽、撮影、、どれを取っても一級品である。そんじょそこいらの劇場公開用映画では太刀打ち出来ない程に素晴らしいシリーズなのである。
ジャックとジェッシー、、、どちらにも共通しているのは”離婚歴”、”殆んどアル中同士”、、”過去を引きずって離さない”、”何方も警察機構から見れば半端者”、”金銭無頓着”、”女性が放っておかない”、そして”男臭ささ”そんな感じか??
でも目が離せないのであります、、、同世代のおっちゃんから見ても魅力あるキャラなんだから異性から見たらさてどんななのか??でも待てよこれだけ長いこと続いてしかも人気があるって事は世の女性からの支持もあるんだろう、、。