”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”マネー・モンスター”(16年)

ジョージ・クルーニーXジュリア・ロバーツジョディー・フォスターって方程式か?ライブで中継している財テク番組に”賊”が侵入、拳銃と爆弾を武器に自分がなけなしの現金すべてを失くした経緯を”なんでやねん”と説明を迫る緊迫した設定でそれら全てが実況中継されちまうってお話、、。こんな大事件の顛末を放映しちまったら次週、、いや以降はどんな企画で番組を制作して放映すりゃ良いんだよ、と思わず最後にジュリアが漏らす言葉にいたく共鳴した。

そうじゃなくても幾らライブ放送とは言ってもあんなに○○にXXXXと卑猥なスラング連発じゃ”ピー”とか”ブー”で消されるのではそれに放送倫理委員会にカットされないのだろうか??


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このスチールはカンヌでプレミア上映された時のものらしい、オーストラリアでもジョージ・クルーニーは抜群の人気だ、。ジュリアは出演作も少なくなってしまい今が岐路かも知れないがこの映画ではパティと言うこの番組の担当のディレクターを演じていたのだがこれはなかなか良かった。

ジョディ女史はテレビ界では割と多くの作品で監督業をこなしているしプロデューサー業も順調らしい、、でもアクトレスとしての出演がちょっと少なくなって来ているのが寂しいかな、。”タクシー・ドライバー”(76年)、はちょっと若過ぎたが”羊たちの沈黙”(91年)、や”告発の行方”(88年)、などは素晴らしかった。

ちょっと思いつく”マネー”映画は”マネー・ボール”、”カラー・オブ・マネー”、”マネー・ネバー・スリープ”や”フォロー・ザ・マネー”(全部原題のカタカナ読み)などがあったが野球ファンとしては”ボール”が一番良かったかな??野球を扱っているのでえこひいきしている訳じゃなくて映画としてバツグンの出来だった。

ダメだぁ~、、今日の金曜日は朝から働き詰めでガックリ疲れた。もう映画もやっとと言うか必死になって6ドル分は回収したのだが、流石に体力の衰えを感じる、もう寄る年波には勝てません、と言うか今日は完全に波に流されている、、、。

以下追記です。

ちょっと前に見た”SPY/スパイ”という映画、主演はメリッサ・マッカーシーだったがあの映画もかなりな頻度で卑猥なスラングが満載だった。この映画でも現場が右往左往するなか”現実”に近い状況を創りだすために二言目には”F"が入る。

確かに最近はオーストラリアでも普通の女性がかなりヒドイ言葉使いだ。日本語には本来英語のスラングにあたる卑猥な表現はない。”ぶっ殺す”とか”バカたれ”で終わってしまうのだがこんな映画の場合、翻訳それに字幕は一体どうなっているんだろう??かの戸田女史もご苦労されている事とは思うのだが、。

大分前のことだがこのオーストラリアである会社を訪問した。その時、受付に可愛い女性が座っていて何やら電話で対応中だった。此方は邪魔にならないよう脇にどいていたのだが受話器を置くなりその可愛い受付嬢が”Shit!"と呟いた、、そして顔を上げて私と見事に目線がバッティング、、その途端、信号機でもそんなに早く赤にはならんぞ、、と思うくらいもうそりゃ気の毒と言って良いほどに耳元まで真っ赤になっちまった。その姿の可愛かったこと、、かようにオージーも純情だったのであります。

それが今じゃ、、恐らく同じ状況でも”フン、、ナニさこんなヤツ”でワタシに聞こえたとしても全く悪びれる事なく”何の用ですか?”と聞いて来るんだろうな、、。そんな事を思い出す映画でした。


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