”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ヴィク・アームストロング一家

ヴィク・アームストロング(Vic Armstrong)と聞いてすぐに誰と判る映画ファンは流石に多くはいないだろう。46年10月、イギリス生まれのおっちゃんなんだが出演作を書いたら恐らく一本も見たことのないファンはゼロではないかと断言出来る程に沢山の映画に出ているのだ。

イメージ 1実物はこんな感じ、身長は183cmあってかなりガッチリした体型を今でも持続している。もう70歳とあって最近ではコーディネートの仕事が中心になっている。そして3人いる子供たちが全てお父ちゃんを継承して同じ役目でスクリーンに出ている。

長男がブルース、次男がスコット、そして長女がニーナと言って全員が映画のスタントとして活躍中の”スタント一家”なのである。もう縁の下の力持ちここに極まれり、、と言うかスクリーンからではストップモーションにして画像を拡大でもしないと絶対に誰か判らないそうだ。

イメージ 2これが長女のニーナなんだが実は母親、、ヴィクの奥さんウェンディ・リーチも同業者なんだった。

イメージ 3








オヤジさんだけでも時代は66年に遡るが日本で撮影された”007は二度死ぬ”が2本目の仕事となりそれをきっかけに各種007でのアクションシーンからドラマでのダブルや乗馬シーン、、何と昨年まで120本の作品に出ているのだ。


奥さんだって凄い、29作品に出演していてお嬢さんの50作品と合わせるともう大変な数の作品で我々は知らずに”お目にかかっている”って事になるのだ。長男と次男が出ている作品も”えっ、あの場面の役はスコットがやっていたんだ~”と言うのがやはり25本以上あるらしい。オヤジさんはハリソン・フォードとその姿格好が似ているとかで”インディ・ジョーンズ”シリーズでは全作品に登用されている。こうなると奥さんが相手主役のスタントで次男と長女も総動員となれば”アームストロング一家”のオールスター作品と言ってもおかしくないだろう。

恐らくどんなに慎重に準備を怠らずやっても”ヤバいっ”と思った事は限りなくあるんじゃなかろうか?そんな生のインタビューを聞いてみたいものだが、、


ひょっとするとヒョットしてと思いYoutubeで検索したらありましたよ、、何て世の中だ、、こんなものまでアップしているヤツがいるんだ。

まだ暗い映画館に座り最後のエンドロールにこの人たちの名前を見つけると何となくホッとすると言うかまだ元気でやっているじゃん、、と妙に嬉しくなるのだ。

そりゃ絶対にスポットライトの当たらない役回りなんだがこんな人がいないと映画は完成しない、、無論同様に脚本家から車両運搬やら食事を提供する担当者までダレが抜けても映画は出来ない。それは撮影現場にずっと立ち会っていた事もあったので断言出来る、それでそんなに苦労しても映画自体がオクラ入りになるケースがある、これは実に残念だよな~、、その数も結構沢山あるらしい、、。

野球場へ行くとグランド整備のスタッフのキビキビして無駄がないチームワークの動きに目を奪われる。映画でもこうして画面からは伺い知る事のない裏方さんに惹きつけられる、、幾ら選挙とはゆえ毒舌をぶん回しあり得ない事を公言し相手を誹謗中傷、、そして”オラがお山の大将じゃあ~、、”と一家全員を要職へ登用するとか、、どこぞの”目立ちたがり屋”おっさん体質とは雲泥の差さ、、ダメだこりゃこっちのおっさん、”縁の下の力持ちファン”には絶対に理解出来ない。


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