”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”沈黙ーサイレンスー”(16年)

いよいよ公開日が決定しIMDbにも最新情報が発表された。間違っても担当者、”サイレンス”だなんて付けるなよ。これは原作通り”沈黙”として欲しいのだ。

原作は遠藤周作が66年に書き下ろした歴史小説である。今回の映画化は実は二度目になるが最初は71年に篠田正浩監督により制作公開された。配役は岩下志麻三田佳子丹波哲郎岡田英次、、、とそうそうたるメンバーで原作でも一番注目を浴びる”キチジロー”をマコ岩松が演じた。

そして45年が経過して今度の”沈黙”はリーアム・ニーソンアンドリュー・ガーフィールドが夫々、フェレイラとロドリゲス神父を演じている。

イメージ 1そして監督が、、もう名監督と言うか映画界の重鎮とでも表現するかマーティン・スコセッシである。

映画は日本が舞台で日本人俳優も多く配役されているのだが撮影は全部台湾で収録された。

実は12年頃から映画化の構想があったのだがゴタゴタがあったようで2度、3度と制作が順延されたがやっと撮影が終了、公開の目処がたった。まだこれから編集するのか上映時間が160分とかになっている。こりゃ長いなぁ~、、最近この長いのがネックなんだよ、、120分前後に収めてくれないと自信がないぜ、、、。

昨年だったかリーアム・ニーソンが出ると聞いてからもう一度原作を読もうと決心し早速アマゾンさんへ駆けつけた。そしたら何のことはない家内が、、”ハイ、これっ、、読むんですか?”と出してきたのがその文庫だった。

以下さわりをウィキから抜粋すると、、;

島原の乱が収束して間もないころ、イエズス会の高名な神学者であるクリストヴァン・フェレイラが、布教に赴いた日本での苛酷な弾圧に屈して、棄教したという報せがローマにもたらされた。フェレイラの弟子セバスチャン・ロドリゴとフランシス・ガルペは日本に潜入すべくマカオに立寄り、そこで軟弱な日本人キチジローと出会う。

キチジローの案内で五島列島に潜入したロドリゴ隠れキリシタンたちに歓迎されるが、やがて長崎奉行所に追われる身となる。幕府に処刑され、殉教する信者たちを前に、ガルペは思わず彼らの元に駆け寄って命を落とす。ロドリゴはひたすら神の奇跡と勝利を祈るが、神は「沈黙」を通すのみであった。逃亡するロドリゴはやがてキチジローの裏切りで密告され、捕らえられる。連行されるロドリゴの行列を、泣きながら必死で追いかけるキチジローの姿がそこにあった、、、

71年の篠田正浩版は遠藤周作ご本人が脚本にも携わっていたのだが原作とはかなり違う解釈となっていた。さて今回の映画化に際してはどんな風に変わっているのか??それにも興味を覚えるが、、オーストラリアでは2月16日公開らしい。日本はアメリカ本土やイギリスにも遅れる事一ヶ月で1月21日だそうな。

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