原題は、、、やっぱり”迷宮捜査”、無理やり英語にすると”Unsolved Case"じゃなかろうか?それって同名に近いアメリカのドラマがあるなぁ~、。しかしこのドラマ、沢山お借りしたDVD群に混じっていたのではなく”コレが欲しい”と買ったDVDである。
原作は”ストールーン・チャイルド”や”特命捜査”を書かれている緒川 怜、、実は全然知らなかった。画面を見ながら通り過ぎた家内が”それって原作は緒川 怜よ”っと教えてくれた。”原作読んじゃったからもう良いわ、、”と捨て台詞を、”だってキミが欲しいって言うから買ったんじゃなかったの?”
そして90分後、イヤ~、、久し振りに日本の刑事ドラマを堪能したよ。これならアメリカやイギリスの警察ものと遜色ないじゃん、、待てよ、越してるぜ、、と言うのが率直なジイさんの印象である。
原作の文庫はこんな感じなんだがオレは読んでない、、さてはどっかの書棚に隠れているのか?ちょっとこれから探してみよう、。
原作の帯に書かれているのは、、;
刑事たちを迷宮に導くのは、二つの殺人事件と肉親への想い。
世田谷区の母子殺害事件現場にあった場違いな遺留品。それは、一年前に目黒区で起こった一家四人殺しのものと関連していた。同一犯の可能性が濃厚だが、上層部の意向で合同捜査本部は立たず、刑事たちは地道な捜査を強いられる。捜査一課の名波洋一郎(反町隆史)は、やり手の上司・鷹栖警部(高橋克実)と密に連絡を取りつつ捜査を開始する。だがそれは誰も予想せぬ方向に進んでいく。
勿論脚本を手掛けた西岡琢也の功績も大きいのだが音楽を担当した沢田完が実に良い。アメリカのミステリードラマの真似っ子と言われちゃうと返す言葉がないのだが、実に背景と主人公の葛藤を描いてそれを音律に代行させ見事にストーリーを盛り上げている。何と言ってもこのタイトルが良いじゃないか、、”迷宮捜査”何て言われたら我らミステリーファンとしてはどうしても見逃せない、。
その彼が孤独で妹(貫地谷しおり)思いの刑事を熱演している。ストーリー展開も原作を読んでないおっさんには一転二転、、途中家内に聞かないと判らなくなる箇所があったのだがかなり満足度の高い刑事ものドラマであった。二つの事件が重なり30年前の不幸な出来ごとが主役二人に重くのしかかる、そんなで最後まで目が離せなかった。これなら充分払った代価に値するぜ。テレ朝さんこうしてお金をちゃんと払って2年も前に放映されたスペシャルドラマを見ているファンもいるんですぜ、。
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