”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”インターステラー”を移動し”メッセージ”を送って”コンタクト”を取る

映画館でエイミー・アダムス主演の”メッセージ”(”Arrival")を見た時に受けた印象をずっと引きずっていた。同じSFでジョディ・フォスターが主演し20年も前に制作された”コンタクト”(97年)と妙に設定が被るのだ。”コンタクト”はエイリアンが地球へやって来る訳じゃなくて最後まで姿は見せないし、地球人とコンタクトを取るだけ、、”メッセージ”は地球へ米粒型の大きな宇宙船でやって来ちゃう、、そして”コンタクト”となりあっさりその姿を晒すのだ。

イメージ 1思えば双方とも斬新なプロダクション・デザインでちゃんと原作があった。そのずっと”引きずっていた”印象が先日一気に解決した。FOXさんありがとう、、SFチャンネルで再放送がありしっかり録画して置いたのだ。

最初に映画館で受けた印象、、より今回見返してみて2時間半後、こりゃかなりな秀作じゃないのか?と再認識をさせられたのだ。まずジョディ・フォスターが凄く良い、無論監督のロバート・ゼメキスはそりゃ手馴れたもんだ、、要所要所をしっかり押さえ見る方を飽きさせない、、と言うか地球外からの交信にウロウロする政府や宇宙観測機関の対応がかなり上手く描かれているのだ。

アロウェイ博士(J・フォスター)の父親に対する情愛や思い出は今度は”インターステラー”(14年)(”惑星間”と言う意味)に通じる所があり三種混合って雰囲気になってしまったのだがこのSFとは言っても別にエイリアンと戦ったりするアクション大作ではない設定が共通している。ああ、それに双方にマッシュー・マッコナヘイが出ていたな、。

イメージ 2”メッセージ”はカナダ生まれのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、”コンタクト”はずっと年長だが”フォレスト・ガンプ”や”キャスト・アウェイ”でトム・ハンクスとコンビを組んでいるし昨年は”マリアンヌ”でブラピ&マリオンを配役した映画界の大御所、ロバート・ゼメキス、そして”インターステラー”はクリストファー・ノーラン監督とこれまたヒットメーカーだ。こうして並べると夫々に個性があり何れも甲乙がつけられない素晴らしい映画だったって事を再認識させてくれる。

どうも話が飛んでしまう、、”コンタクト”の事だった、、確かに北海道の北東部に宇宙へ飛べるポッドを極秘裏に建設していた、、何てのは俄かに信じがたいのだが単にエイリアンとの交信だけをテーマにした訳ではなく宗教や政治、科学を背景にアロウェイ博士が長年の夢を追いかける姿にはいたく感動させられた。

イメージ 3

ゴールデン・グローブで主演女優賞にノミネートされただけあってあのアロウェイ博士の真剣な眼差し、嫌な上司、政府高官、そして同僚研究者や資金提供を申し出てくれた大富豪との対話や駆け引き、、と全てが上手く収まっていた。

個人的には最近の”メッセージ”、、エイミー・アダムスよりチョイと上じゃないのかな??”インターステラー”のジェシカ・チャスティンは良かったし彼女の幼い時期を演じたマッケンジー・フォイには注目している、、、アン・ハサウェイはちょっとねぇ~、、。

IMBdの評価では”コンタクト”が7、”メッセージ”が8、そして”インタステラー”が今だに8.6と言う高評価を授かっている。こりゃ映画の長さに連動しているのか?

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