”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ジェリー・ルイス逝く

今朝起きたらこんなニュースが、、91歳の大往生だったらしい。死因は”自然死”となっていて自宅のベッドで家族に看取られ静かに眠るようだったそうな、。二度の結婚から7人の子供がいたそうなのでお孫さんの数はもうサッカーチームを作れるくらいではなかろうか?考えたら子供達と言ってもワタシより年長かも知れないのでひ孫だって大勢いるんだろう。

26年にニュージャージー州で生まれているのでワタシが映画館で良く見ていた頃は30代半ばだった、、一番印象にあるのはディーン・マーティンと共演したコメディ映画、舞台にも良く立ち二人で”掛け合い漫才”を演じていたっけ、字幕もないし何を言っているのか良く判らなかったものだがその仕草や観客の反応、アクションにすっかり笑わされた。

考えたらその長い芸歴、出演作には真面目な役柄はなかったような、全てがコメディタッチで観客を笑わす事に終始していたっけ、、65年にトニー・カーチスと共演した”ボーイング・ボーイング”と言う舞台劇の映画化、これには随分笑わせて貰った。

イメージ 1当時アメリカのボーイング社の新鋭ジェット機が就航しヨーロッパが近くなった事を風刺したコメディで舞台は花の都のパリ。航空会社の乗務員として生活するスチューワーデス(死語か?)を何人もガールフレンドとして抱えるバーナード(T・カーチス)は今日は誰が到着する、、とスケジュール管理に悩殺されている。

そこへアメリカ本土からやって来た友人のロバート(J・ルイス)にその大切な”ガールフレンド交通整理”をメチャメチャにされると言う内容でアパートの一室を出たり入ったりの大騒動、、これが妙に印象に残っている。

そもそもフランス人のマーク・カモレッティと言う人が書いた舞台劇だがこの映画の成功から(さてどっちが先だか?)世界中で上演されるに至っている。



イメージ 2大分若い頃だがこんな印象が一番強いかも、、晩年はチョイ役でも出ていたが16年の”ダーティ・コップ”(飲料に使うコップにあらず、ポリ公の意味)でニコラス・ケイジと一緒に出ていたのが最後になってしまった。

同世代、一つ違いのトニー・カーチスが10年に亡くなってしまったが奇遇にも彼も同じラスベガスの住居だった。

ご冥福を祈ります。