”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ワンダーウーマン”(17年)

わあ~、、ゴメンゴメン、メンゴ、、すっかりDCコミックと言うだけでスルーしてたよ、、まあ古くから”スーパーマン”や”バットマン”の大活躍はリブートされ素晴らしい作品に仕上がっている事を思えば現代に”ワンダーウーマン”が蘇ってもおかしくないし団体戦じゃない”単独主演版”としてこりゃ楽しみが増えたぞ。

イメージ 1勿論この人、ダイアナ・プリンスを演じたガル・ガドットの魅力に負うところが大きいのだが、、しかし実に魅力的だ。

彼女の8歳児を演じたリリー・アスベルと言う女児が実に健気で可愛い、、彼女のイメージがあるので成人したガル嬢にすんなり感情移入が出来たような気がする。

そして彼女のママがコニー・ニールセンで強い叔母さんをロビン・ライトが演じている。古くは”フォレスト・ガンプ”でのプータロー、、最近では”マネー・ボール”、”ドラゴン・タトゥーの女”、、そして新作”ブレード・ランナー2049”にと引っ張りだこだ。

映画を見終わってから調べたら何とこの”ワンダーウーマン”は世界的な大ヒットとなり既に160億円掛かった制作費をとっくに回収して収益は今も上昇中、続編の制作発表も行われ来年後半に公開予定とか、、。プロデューサーもこんなに間違いない企画制作はホクホク、嬉しくてしょうがないだろう、、と想像出来る。

主演のガル嬢はイスラエル出身、04年の”ミス・イスラエル”らしい、元はモデルだったが16年に公開された”バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生”でワンダーウーマン役に抜擢され一躍世界へ飛び出した、。”ワイルド・スピード”のシリーズにもジゼル役で出ているようだがこっちは記憶の彼方だ、、。

それともう一つ注目されるのはこの作品の監督、パティ・ジェンキンスと言うアメリカ生まれの女流監督だ。シャーリーズ・セロンにオスカーをもたらした”モンスター”(03年)で監督デビュー、いきなり注目される新進監督となった。既に続編もこのパティ監督&ガル嬢のコンビは決まっているようだ。

女性だけが暮らすパラダイス島で、プリンセスとして生まれ育ったダイアナ(ガル・ガドット)は、好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらなかった。そんなある日、島に漂着したアメリカ人パイロットのスティーブ(クリス・パイン)を助けたことで、彼女の運命が大きく動き出す。外の世界で大きな戦争が起きていることを知った彼女は、自身の力で世界を救いたいと強く願い、二度と戻れないと知りながらスティーブが暮らすロンドンへ行くことを決意。やがて、ダイアナは、無敵のスーパーヒーロー“ワンダーウーマン”としてのパワーを開花させていく……。

と言うまさにその通りの”ワンダーウーマン”なんだがスティーブと一緒に外の世界に出ると、、そこは大戦中(第一次世界大戦)でドイツ帝国がやっきになって毒ガス開発の研究中である。この辺りの時代設定がこれまでのDCコミック方程式とは違っていた。戦争の真っ只中に放り込まれ苦悩するダイアナ、もう彼女一人で平和を取り戻すなんて事は出来ない現状に落胆しつつスティーブが集めた仲間と合流し5人の小編成部隊で戦場へ赴く、、そんなストーリーである。

いや~、、これは奥が深い、そりゃ原作はコミックだし”主人公は死にません”映画なんであるが、、集約するとこれはやはりガル・ガドット嬢の魅力だろう。続編もしっかり見ますよ、。

イメージ 2

実物はこんな感じ、、イスラエルと言うと髪は黒いがやはりエキゾチックな雰囲気が、、それが今回、女流監督の手にかかると実に魅力的に撮られている。

劇中、ロンドンに着いて初めて着る年代もののスーツ姿も決まっていたしやはり男性監督が撮った場合とは微妙に違うような、、これまでモデル出身でアクションヒーローを演じた女優さんにはブリジット・ニールセンと言う北欧出身の人もいたのだがあっちは演技どころじゃなかったし、、、このガル嬢は既婚で子供もいるそうな、、あと2~3作は大丈夫だろう。