”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”リクルート”(03年)

日本のあの”リクルート”じゃない。原題は”The Recruit"邦題も”リクルート”、もうこれっきゃないだろう。主演はコリン・ファレルアル・パチーノ、、それにブリジット・モイナハンで背景はCIAの新人募集、、それが一転してアメリカ国内に潜伏してる”もぐら”、、(スパイ)探しのお話だ。

もう14年も前に制作されているのだが全然知らない映画だった、、日本風のカレーを作りながら見始めたのでカレーはちょっと煮詰まりすぎで汁が無くなってしまった、、しょうがないので少し赤ワインを投入し対処したが今度はラッキョがなかった、でももう腹とアタマの中はすっかりカレーが食いたい、、モードになっているのできゅうりの漬物を付け合せで間に合わせた。でも映画が終わらず結局夕食を食べ始めたのはとっくに8時を過ぎていたのだ、、。

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ストーリーは、、;

マサチューセッツ工科大学の学生クレイトン(C・ファレル)はその優秀な成績から、卒業後の進路もPCメーカーから特別に誘いを受けるなどエリート街道を約束されていた。

そんな彼にある日、アルバイト先のバーでバーク(A・パチーノ)という男に出会う。彼はCIAのベテラン教官でリクルートの担当者。バークはクレイトンに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。

クレイトンは悩んだ挙げ句、就職先をCIAに絞り、採用試験をクリア、晴れて訓練生として”ファーム”での過酷な合宿訓練生活へ入るのだが…。

そんな感じでお話が進んで行く、、でも同僚で同じ新人訓練を受けているレイラ(B・モイナハン)が実は敵のスパイで新人教育から敵の手先となって国家の秘密を敵側へ流している、、、と教官のバークに言われその真相を暴く事を強制される、、。

この辺りは普通のCIAやらFBIの職員と違って訓練中の”見習い”さんを実務に使うと言う手法が新鮮だった。訓練は受けていても実際に活動をした経験がないので最初の頃は全くの素人さん、、でもクレイトンは自身の父親を亡くした真相を解明したい気持ちも強くバークには一切逆らえないしちゃんと任務も全うする積もりで一生懸命に努力はするのだが、、後半になってどうも全てが微妙に食い違ってくる、、そして一転二転、どんでん返しがあって結局誰が本当にワルい奴なのか判らなくなってしまう。

全編、誰が言っている事が本当で実際に裏切っているのは誰っ、或いは何処までが訓練なのか、そんな雰囲気で終盤へ、さてレイラとは親密になってしまいクレイトンも彼女がスパイなのか、、好きになってしまったのにさて困ったぞ、どうやってバークに告げるか、、と言う実にハラハラさせる映画に仕上がっている。

どうしてもアル・パチーノからは”ゴッドファーザー”のイメージが離れない、この映画はもうかなり年月が経過しているのだがマイケル・コルレオーネを鮮明に思い浮かべてしまう、しかしこんな役柄でも実に巧いのだ、コリン・ファレルもかなり頑張っているし応援したいのだが、、。

この映画、実は主演の二人には申し訳ないがレイラ役のブリジット・モイナハンがお目当てだった。と言うのは長きシーズンに渡り”Blue Bloods"と言うニューヨーク市警の一家を描いた優秀なドラマがあり(もうシーズン8に突入)、過去の作品は書棚にあるのだそれもe-bayを介して購入、、でもアメリカじゃ最新のシーズンに入っているのにオーストラリアじゃまだ放映されていない。

イメージ 2そのシリーズでは”家長”のNY警視総監がトム・セレック、そしてブリジットが長女で検察官を演じている。シリーズの初期の頃はまだ下っ端だったがシーズンが進む毎に昇進していき今やナンバー・ツーくらいじゃなかったか??

どうもそっちが気になってちょっと若い頃のブリジットを注目していたのです、、。こんな感じの検察官、長男はNYの優秀だがちょっと喧嘩早いダニー・ウォールバーグが演じている(マークの兄ちゃん)、そして次男はこれまた警察官でまだ巡査、、その彼が優秀で今度のシーズンではかなり”昇進”するんじゃなかろうか、と期待しているのだが、、。

リクルート”が”Blue Bloods”(ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜)になっちまった、、。