”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ソルダード(18年)

さあ配給元、よ~く考えろよ、この邦題は。15年に公開された”Sicario"(”短剣”→即ち”殺し屋”)が邦題になると”ボーダーライン”に、、そりゃアメリカとメキシコの国境地帯を挟んだ麻薬戦を描いた映画なので”ボーダーライン”は判らないでもない。

そして3年後に続編がやっとクランクアップしたのだ。恐らく続編が来るとは思わなかっただろう、、そう言えばリーアム・ニーソンが大活躍する”Taken"の邦題は”96時間”そして続編には原題では”2”、、”3”が付いているのに”96時間”をそのまま生かし、”副題”を付けてしまった”2”には”リベンジ”そして”3”には”レクイエム”とか実に訳の判らん解釈になっているのだ。

まさか”ボーダーライン2”はないだろうな??或いは同じ手法で”リベンジ”かぁ??それとも”続”を付けるか?前作の”シカリオ”から一転やはりスペイン語だが今度の”ソルダード”の意味は”兵士”だ。此処はスンナリ得意のカタカナ化で”ソルダード”にすれば良いのだがそうなるとあの秀作だった”シカリオ”の続編とは思えないのだ。

イメージ 1前作では苦悩するFBI担当官、ケイトをエミリー・ブラントが演じて大好評だった。そして謎の人物、、”殺し屋”として目を見張る大活躍をしたのがアレハンドロを演じたベニチオ・デル・トロおじさん、。この続編では主役に抜擢されていて彼を助ける司法省の担当官、マットはジョッシュ・ブローリンが同じ配役で登場する。

既にアメリカ国内で撮影は終わり現在は編集中なんだろう、、アチラでの公開は来年の6月29日と決まっている。前作の監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴはこの間公開された”ブレードランナー2049”の監督をやっていたので此方は今回はステファノ・ソリーマと言うイタリアンが抜擢されている。これまでイタリアでずっと監督・脚本家’をやっていたのでアメリカでこんなアクション映画を撮るのは初めてらしい、さて一体どんな映画になっているのやら、、。

これまで判っているのは前作からの継続でメキシコから流れ込む麻薬戦の攻防を描いているようだがアレハンドロが過去のやり残し任務だかで清算の為に引っ張り込まれる様子、、残念ながら苦悩するエミリー・ブラントは出ていない。

まだスチールもポスターも何も公表されていないのだがどうやら制作側と配給元では色々と騒動があったらしい。キャサリン・キーナーが紅一点として出ることが双方の条件だったらしい。来年の6月と言うのはアメリカの夏休みを狙っての公開なんだろうがさてオーストラリアはその頃はもう秋口間際、、ああ、それよりその頃はオレは何処にいるんだろう??