昨年のクリスマスに皆さんから頂いた”映画鑑賞券”、手軽さが受けて最近では映画館内だけでなくスーパーのレジやら郵便局やらでも買えるようになった。これは一昔前には皆さんが持っていた５００、１０００円分のテレフォンカードと同じ原理じゃなかろうか、、要は売り手は先に現金を回収してしまうので後でどうなろうが関係ない、それに１００％売られたカードが使われる事はないそうだ。我が家にだって手付かずのテレカが何枚も眠っている事を思うとこの”カード売り”手法は使用率が９０％にも満たないので配給元は１０％以上の利益を見込めるそうな、、。
その肝心なうちの”映画カード”、最後の一枚が１００ドル分残っていて使用期限が今月の２２日だった。こりゃ眠らせて配給元に得させる事はできまい、、先日は”オリエント急行”で使ったので残り全額を叩いて”ゴールドクラス”へ行くべぇ～、、と一昨日からネットで切符を買おうとやっていたのだがカード認証のページで”アナタのカード残金は４．５ドルです、、”と表示されて購入まで行けないのだ。
そんな馬鹿な筈はないぞ、、”オリ急”の前にもう一本”ブレラン”を見ただけでそんなに残金が無くなる訳はない、、悔しいので映画館の窓口へ出向き”このカード、実際は残金は幾らになってます？”とお姉ちゃんに聞いてみた、、そしたらやっぱりなぁ～、、５１．８０ドルも残っているじゃないか？お姉ちゃん曰く、”ネット経由で一度使ったカードの番号を入れると認証出来ない場合があるんです”だと、、これは詐欺じゃないか？
でもまあこれで残金が確認出来たのだが期限が２２日と迫っている、。お姉ちゃんが続けて”じゃあ、ナニを見ます”って言うので一昨日やってもダメだった”スター・ウォーズ/最後のジェダイ”は見れませんか？とダメ元で聞いてみた。
そしたら哀れなオリエンタルジイさんに同情してくれたのか”ハイ、これはどうでしょう？”と出て来たのがこれ、、。一人じゃ嫌なのでじゃあ”二枚ください”と思わず買ってしまった。時間を見ると一番近い回で空席があるのが月曜日の朝、９：３０分だった。
さてこれから家内を説得せんと、、しかしこれで２５ドルx２で残金が僅か１．８０ドルになった、館内でコーヒーでも買えば全額使い切った事になるぞ。ギリギリセーフ、アハハっ、、そしてふと見るとデスクの上には来年の１２月一杯有効な新たなカードが５０ドル分送られて来ていた。一年掛かってやっと使い切ったのにもう新しいカードが、、やはり手軽さもあるし映画が好きってのが皆さんに浸透している結果だろう、、本当はお酒でもOKなんですがね。
そんな事を思っていたら古くからのお友達で唯一このブリスベンで日本食料理のオーナー兼親方をやっているおっちゃんが手土産を持って夕方やって来た、、こっちは金曜の夕方、やっと”魔金”が終わりぐったりしてたら”これ飲んでね”と勝手に我が家の冷蔵庫を開けて”冷やしとくよ、、”と行ってしまった。
そして夜になり外出から帰った家内にこの顛末を伝えると、、冷蔵庫を開けて”アナタ、、何ですか、これは？でおもむろにその一升瓶を手に取ると、、；
”獺祭”、、と言う日本酒らしい。ダサイのか？と聞くまもなく”これは日本じゃ買いたくても買えない幻の日本酒なんですよ”っと来た。ナニさ一滴も飲めない家内に指摘されたくないよな、、っで検索してみると、一升瓶が１６０００円もするじゃないか、それに入荷待ちとかで簡単には手に入らないそうな、。
ああ本年最後の映画について書いてたのに今年最後の日本酒になっている、これじゃハンバーガーは食えんぞ、やっぱり刺身＆寿司かな？”お～いい、今夜は手巻き寿司にする？？”
