”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

歴代パニック映画の秀作


デザスター・ムービーと言うべきか災害映画と言うか、、ハリウッドじゃ古くは30年代に制作されている。最初は地震、火災が中心だったが50年代になるとSFの要素も加味され一挙に開花して行く、更にはCG技術の進歩によりリアルな画面作りが可能になり映画のジャンルとして独立したモノになって行った、。

そんな数ある”パニクり”映画のなかから独断と偏見で好きな作品を以下選んでみた。

イメージ 1大空港”(74年)ー シカゴの空港を舞台に雪で閉じ込められた群像劇、主演の空港管理官、バート・ランカスターが苦悩しながらも空港の秩序を取り戻す為に孤軍奮闘するデザスター・ムービーのお手本じゃなかったか?


ポセイドン・アドベンチャー”(69年)ー これが即ちパニック映画の参考書。ジーン・ハックマン牧師が率いる僅かな生存者、何とか転覆した船から脱出しようと船内を進んでいく、、さて船尾へ行くか船首へ行くか、まさにハラハラドキドキで最後まで観客も一緒になってハックマン牧師に引率されて行く映画だった。



イメージ 2タワーリング・インフェルノ”(74年)ー 原作も良かったのだがやはりスティーブ・マックイーンポール・ニューマンなどオールスターのキャスティングは見所だしこれも不動のパニック映画の代表作だろう。何せ高層ビルの火災、、これからの日本もこうなるんだろう、、と思わせる着眼点は(原作のですが)良かった。

タイタニック”(97年)ー やはりこれはデザスター映画の真髄か?実際に起きたことだしオスカーも総なめしたし何と言ってもジェームス・キャメロン監督の構想は群を抜いていた。

ジョーズ”(75年)ー 動物を主人公に据えたパニックも数多く制作されているがやはりこれが代表格か?何と言ってもオリジナリティが大事だ、後を追いかけるように色々制作されたがどれもこれは越えられない。その後続編が5本も制作されたが最初の一本を超える作品はない、。

”鳥”(63年)ー このヒッチコック監督作品はパニックにして良いのかどうか?作風から言えば限りないミステリーだが主役は鳥たち、、それが全く理由も判らず人間を襲ってくる超自然界の不思議なんだが、。

まあデザスター映画にも”自然界”、”災害”、”地球外からの侵略やら隕石の落下”、”動物”などなどあるのだがキアヌ・リーブス出世作、”スピード”(94年)とかスティーブン・セガールの”沈黙シリーズ”は厳密に見るとちょっと違うような気がする。あくまでも悪いヤツがいてそいつらが爆弾なり細菌なりを仕掛けて来ているのでこの選考には含まれていない。

同じ動物が出て来る”アナコンダ”(97年)とか”アリゲーター”(80年)なんてのは論外だ。まあ”ゴジラ”になるとそりゃもう大パニックだが数多い作品群は別ジャンルとしている。