”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”レッド・スパロー”(17年)

ブログにはかなり前に書いたのだが結局映画館へは行かず、、何となく”女スパイ”、或いは殺し屋の”ニキータ”とか”アサシン”を想像してしまいジェニファー・ローレンスもそんなに大好きって訳じゃないしトボけていた、そしたらまあ一ヶ月でFOXさんが配信してくれた。

しかし想像していた通りだ、、背景はどうも”現代”らしいが携帯電話もないしパソコンはあってもまだフロッピー・デスクを使っている、なので米ソの緊張が続いている時期じゃなかろうか?配役はシャーロット・ランプリングジョエル・エドガートンジェレミー・アイアンズ、キーラン・ハインズと早々たるメンバーなんだが皆さん設定では”ロシア人”なんである。これにはちょっと戸惑ったよ、、まあキーラン・ハインズはロシアの大統領とか閣僚でも全然OKなんだがその他のイギリス人俳優さんがロシア人、しかも英語を操る設定にはちょっと面食らってしまった。主演のジェニファーだってケンタッキー生まれの生粋のアメリカン、、それがロシア人ってのはちょっと待ってよ、、っとこの配役が最後までこのジイさんには違和感としてついて回った。

しかしお話としてはこの”赤いツバメ”と命名されたジェニファーが演じるドミニカ嬢、もう体当たりの大活躍で過酷なトレーニングを強いられ人前でセックスを強要されたり、裏切られ拷問されたりと大変な役柄だった。元は花形バレリーナだったのが仲間に怪我をさせられセンターから追い落とされてしまう、、その張本人に仕返しをして今度はスパイ道に進むのだが、。

イメージ 1思ったより内容が濃いし派手な撃ち合いはないが割と本格的スパイものとして楽しめた。でも主題はモグラを探し出す事なんだがもうちょっとスッキリして欲しかったかな?見ていてさてあいつはどっちだったっけ?CIAかそれともロシア側だったっけ?と混乱する場面があって肝心のこのドミニカもどっちの為に活動しているのやら、、まあそれがこの映画の面白さって事になるんだが見ている側は混乱の極み、クライマックスでもジイさんにはどっちの為に暗躍しているのか判らなかったぜ、。