”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”イコライザー2”(18年)

これは先日映画館で始めて拝見した予告編、演じるのはロバート・マッコールに扮したデンゼル・ワシントンだ。まあなんと、齢還暦を過ぎて滅法強いのだ。

既に二作目なんだが元ネタはテレビドラマのスピンオフである。

原題は”Equalizer”と言ってサッカーなどの試合で使われる場合は、”同点っ~”って感じで本来は”同調”させるとか”均一”、させると言う使い方だがこの映画では”理不尽な仕打ちを受けそれに落とし前を付ける”、即ち”必殺仕事人”と解釈した方が良いかも?でもそのままカタカナの邦題にすると何となく”新発売、環境に優しい、エコーな空気清浄機~”、、みたいな印象なんだが、。

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すっかりデンゼル・ワシントンの雰囲気が変わっているがこれがロバート・マッコール役の彼だ。設定では独り者、舞台はボストン、そこのホームセンターで働く極く普通のおっちゃんなんだが、、

近年は同様のアクションヒーローが大勢スクリーンで活躍している、大体キーワードは”離婚或いは調停中”、”アル中”、”協調性がない”、、”金欠”、”暗い過去”、、そんなじゃなかろうか?そのヒーロー達は;

”96時間”シリーズのブライアン・ミルズ、これはニーアム・ニーソンの当たり役になっているし既に三本も制作されているのだ。

”ジャック・リーチャー”のジャック、、これはトム・クルーズで既に二本が公開されている。彼はそう言えば”ミッション・インポッシブル”でイーサン・ハントもやっているしやはりアクション映画には欠かせないヒーローか?

ジョン・ウィック”のジョン、、主演を演じているキアヌ・リーブスとてもう50は超えているがそれでも若い方か? これまたシリーズ化されており既に二本が公開、来年には3作目がやって来るそうだ。

エンド・オブ・ホワイトハウス”で大統領警備官だったのはマイク・バニングで演じたのはジェラルド・バトラー、結局彼も続編では再度大統領を守る役柄で今度はホワイトハウスから一気にロンドンに飛び”エンド・オブ・キングダム”と言うロンドンが崩壊する映画に出ている。どうもコイツもシリーズ化される雰囲気だな。

古くは”ダイ・ハード”シリーズのジョン・マクレーン刑事、想定してない場所に偶然居合わせて事件に遭遇すると言う意外性がヒットして88年に大ヒットしたアクション大作、それが今じゃもう5本も制作され13年に公開されたものはけちょんけちょんの評判でアクションファンからも飽きられちゃっている。最初の3作目くらいまでは映画館へすっ飛んで行ったものだが、。

ザ・コンサルタント”、、この映画は凄腕会計士&ヒットマン、クリスチャン・ウォルフが大活躍する映画で主役はベン・アフレック、。邦題が何故か”ザ・コンサルタント”になっているのだが、、これも来年続編が制作されるようだ。どうするんだ邦題は??”アカウンタント”に戻すか?それとも”2”を付けるか?この映画はその背景や設定、そして演出が素晴らしくワタシは公開を期待しているのだが、、。

そうやって見回すと”007シリーズ”は来年公開予定の新作が25本目になる、そりゃ主役のジェームズ・ボンドは何人も入れ替わっているのだが今だに公開された当日初回に駆けつける、、と言うアホなファンが大勢いるのだ。思うにこれは一人のプロデューサーが映画化権及び版権を所有し時代に合わせた制作方針を貫き通している結果ではなかろうか?そうなるとやはり監督はプロデューサーに選ばれる、そしてそのプロデューサーは資金を提供してくれる金融機関にはアタマが上がらないって図式があるんだろう、、。

ありゃ~、、”イコライザー”がかなり遠くへ来ちまった、日本はちょっとあの”イコライザー”で安心しちまったのか?折角のベスト・エイトのチャンスだったのに、残念な事だよ、。