そりゃ007、ジェームズ・ボンドは政府発行の”殺しのライセンス”を持っているんだから立派な殺し屋だろう、、でも本業はあくまでもスパイでありその任務遂行中にやむ無く敵を始末してしまう、なので本来の”金銭を貰って殺しを請け負う”のとはちょっと違うのだ。同じように”ジェーソン・ボーン”もCIAが育てた殺し屋、任務が殺しなのでこれもちょっと違うかな?っとなるとかなり限定されて来る、、;
そんな殺し屋像、ワタシが頼むなら絶対に間違いのない彼らに、、と言うランキングです。
何と言っても東西の横綱級は;
”ジャッカル”を演じたエドワード・フォックス、タイトルは”ジャッカルの日”(73年)、この殺し屋ぶりは徹底してた。レジスタンス(OAS)から大金を積まれドゴール大統領暗殺へ向かう、仕様書に基づいて手作りさせた専用ライフル、更にはその試し撃ちシーンのインパクト、もうこれはクラシック、古典と言っても過言ではない。リメイクされたヤツはもう語る気にもならないし、。
”レオン”、ジャン・レノで題名はそのまま”レオン”(94年)ニューヨークで組織の下請け業者として殺しを請け負っている。ひょんな事からアパートの隣に住むアマンダと言う娘を助けてしまいそれから先はもう伝説的な映画になっている。
そして大関級は、;
”グラント”、演じたのはロバート・ショウで映画は”007/ロシアより愛をこめて”(63年)何せ宿敵スメルシュが雇いKGBの仕業としてジェームズ・ボンドをオリエント急行内で暗殺させようとするのだが、、。
”ロレッタ”、ディミトラ・アーリスで映画は”スティング”(73年)シカゴの組織から送られて来た女殺し屋、狙いはジョニー(ロバート・レッドフォード)を殺るために身体も投げ出す、、その根性は素晴らしい。
”ジェフ・コステロ”、アラン・ドロン”サムライ”(67年)彼のあの孤独感いっぱいの殺し屋振りはやはりフランス映画ナンバーワンじゃなかろうか?依頼された殺しの標的が以前の仕事で唯一顔を見られたクラブの歌手、、これは殺し屋の映画とは言ってもジャン・ピエール=メルヴィル監督の名作だ、。
以下は関脇級かな?
他にも”ニキータ”のアンヌ・バリローやら”アサシン”のブリジット・フォンダ、それに”キルビル”からエマ・サーマンなどの女性陣がいるし極く最近では”レッド・スパロー”のジェニファー・ローレンスもいるが個人的にはもっと時間が経過しないと評価出来ない、。
それに伝説の殺し屋と言う設定で”ジョン・ウィック”を演じているキアヌ・リーブスや”コラテラル”のトム・クルーズ、、特記したいのは”アンタッチャブル”でカポネの命令で情け容赦なくマローン(ショーン・コネリー)を殺したフランク・ニッティ(ビリー・ドラゴ)、まあエリオット・ネスに屋上から落とされるがいかにもオヤブンに忠実な殺し屋振りは見事だった。
そして最後に番外編、、彼も厳密には”純正殺し屋”ではないのだが映画のタイトルが”シカリオ”(殺し屋)だし最新のキャラクターとして登場願った。何せ家族全員を殺されてその復讐の鬼と化している、、アレハンドロ、、ベニチオ・デル。トロおじさんです。