”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”映画道楽” by 鈴木敏夫

イメージ 1この本はスタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏が書いたまさに”映画道楽”と言うタイトルにふさわしい本だ。

fpdさんからのプレゼントでわざわざ埼玉から横浜まで持って来てくれたもの、それを羽田ー千歳間、そして千歳ー自宅間の4時間弱で殆ど読み切ってしまった。

それって興味が沸かないと一気読みは難しいのでfpdさんの見立ては実に的確でタイムリーなものである証拠、本当にありがとう御座いました。そしてこの作家の鈴木敏夫氏、私と同世代で映画好きなご両親に子供の頃から洋画、邦画と映画館へ連れて行かれそれが高じてご自身も大の映画ファンになられたようだ。

第一部に書かれている”映画体験談”などはもう完全に私個人の映画歴と同じ、しかもご覧になっていた映画のタイトルは100%コピーである。それ以外にも”タイトルは映画の重要なコピーです。”とか”予告編では一つの事だけを伝えたい。”とか思わず膝を打ちたくなる章が並んでいる。帰宅のバスの中で思わず膝を叩いたら隣に座る若い女性だった、、、アチラもびっくりしただろう、、痴漢ですと言われても可笑しくない状況だった。

今回は横浜に二泊っきゃしていないのだがfpdさんとBBさんがお忙しいなか駆けつけてくれオフ会の開催までしてくれた。これが又、楽しい”飲み会”でドイツ料理とドラフト・ビールを楽しみながらこちらは”映画道楽”の”映画談義”に終始した。

普段は映画のタイトルが思い出せなくて家内に”ホラ、あのフランチェスカが出て来る、、”と言っても”それだけじゃ判る訳ないじゃない、”で片付けられてしまうのだが流石に其処は”名作に進路を取れ”の常連さん、そんな役名だけをジイさんが呟いても、それって”マディソン郡の橋”っと打てば響くような神対応だ。

BBさんはブログ名にブリジット・バルドーを使っておられるだけあってアラン・ドロンの主演映画も”さ”と言えば”さらば友よ”、、そこから今度はチャールス・ブロンソンへ飛び次はマンダムへ、、三船敏郎ら三人が出た”レッドサン”に大ファンのロバート・デュバルさまへと飛んで行く、もう映画がある限り話題は尽きない状態で気が付いたら500ml入りのドラフト・ビールの空きジョッキがてんこ盛りだった。

fpdさんには遠くザ・埼玉から桜木町までご足労をかけてしまい申し訳ありませんでした。それに無理やりビールにもお付き合い頂いたようで、、でもこれに懲りずに又、”飲み会”を企画してください。来年のアラン・ドロンまで待てませんからね。