”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”女捜査官テニスン”(17年)

先日はトム君の吹き替え版で大失敗をやらかしたが今度は上々のドラマに遭遇した。勿論今回はしっかりと原語版で放映されているジャンルを検索して行き当たったものだが邦題は”女捜査官テニスン”となっている。でも副題に”第一容疑者1973”とあるのでこれはひょっとしたらアレかな??と思ったらやはり、、ヘレン・ミレンが長い間、演じていた人気シリーズの創成期を描いたものだった。そのジェーン・テニスンが22歳だった若い頃、即ち1973年の新人お巡りさんだった時代のお話だ。

イメージ 1こんな感じで演じているのはステファニー・マーティニと言う90年生まれの新進女優さん。ヘレン・ミレンが最後にこの役柄を演じたのが96年で(シーズン5)、55歳の設定だった。容姿が特に似ている訳ではないがこちらは見習い新人として警察署に配属になり最初は電話番やらお茶くみやら、、それが捜査にどんどんハマり頭脳明晰で機転も利く事から徐々に頭角を現していくと言うストーリーになっている。

設定では恵まれた家庭に育ち学校も有名校を出ている、、劇中上司に”何でそんな有名校出身なのに警官になったんだ?”と聞かれるセリフがあるしママには家庭的で婚活中の妹と比較され”何で早く結婚相手を探さないの?”などと言われている。


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1973年、ロンドンのハックニー区。仮採用の婦警ジェーン・テニスンは通勤中、バッグを奪われそうになっている女性を目撃。助けようとするも犯人は財布を盗んで逃走する。女性は大した額ではないからと被害届を出さずに去っていく。同じ頃、ある団地の地下駐車場で少女の絞殺死体が発見される。出勤したジェーンは聞き込み捜査に参加するよう上司のブラッドフィールド警部に命じられ、近隣の団地に赴くことに。

出だしはこんなだがその後、絞殺されていた17歳の少女は解剖の結果、妊娠していた事が判りしかもかなりひどい暴行を受けていたようだ。ヤク中から逃れようと治療を受けようとしていたし目撃証人によると赤いジャガーに乗って連れ去られた形跡がある、。そして捜査の結果、彼女が病院から最後に掛けた電話番号が実家でしかも父親が赤いジャガーを所有している事が判明する、、、ハイ、ここまでがシーズン1の2話まで、、全部で6話まであるのでさてこれからの展開は??父親はどこまで関与しているのか、、そして殺された娘の父親は誰だったのか?とテニスン巡査の活躍が期待されるのです、。

背景は73年とあって当時の街並みを再現し警察車両も古いヤツ、、服装から、髪型、バックグランドミュージックに至るまでかなり凝っている。”ビートルズは人気があるねぇ~”、なんてセリフも飛び出して来る。さあ雪よもっと降れっ~、、このドラマは無料なので残りを全部見終わるまでは何処へも行かないぞ、*1



何と晴天の日曜日、昼から見始めて気が付いたら6時で外は真っ暗だった。一話45分のエピソードを合計6本も見てしまった、、って事は2本で90分、、4本で3時間、それプラス90分、って事は合計5時間近いって事になる。まあ野球の試合で延長延長、、だとそんなヤンキース戦もあったのだが、。

でもコイツは途中で止められないのだ、あと一本見たらやめようと何度思ったか、でも気になってついついボタンを、。アクション満載とか”24”みたいな裏切りの連続で、、と言うお話じゃないが真犯人を探してジェーンが奮闘する姿が妙に”艶めかしい”、そして衝撃の結末とこれはもう大満足のシリーズでした。

殺人そして強盗事件が無事解決して最後にジェーンは上司に呼ばる。”君は優秀だ、、”とお褒めの言葉を貰い昇進をほのめかされるのでこりゃ次作が楽しみだ、、今度は正規の所轄捜査班の一員として活躍するんだろう、さて制作は来年の何時になるのやら??










*1:´∀`