”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”トカレフ”(14年)

原題は同じ”Tokarev”でニコラス・ケイジ主演のクライム映画。プロットは足を洗った元裏稼業のポールが家族3人で幸せな生活を送っているのにある晩、夫婦が外出中に強盗に襲われ娘が銃弾に倒れる、。怒り狂ったポールは警察が止めるのを振り切って自分で犯人探しに街中へ出て行く、、、と言うもの。同じポールと言う役名の親父さんが主演でその昔はチャールス・ブロンソン、最近ではブルース・ウィリスがそんな怒れる父親を演じていたような、。

ポール・マグワイア(N・ケイジ)は、過去に何件もの凶悪犯罪に手を染めながら、現在は足を洗い、妻と娘と幸せに暮らしていた。しかしある日、家に何者かが押し入り、愛する娘がさらわれ、後に無残な姿で発見される。怒りに震えるポールは、過去のギャング仲間の力を借りて、娘の命を奪った者たちへの復讐を決意する。娘の命を奪った銃がトカレフTT-33だと知ったポールは、事件の裏にロシアン・マフィアが潜んでいると確信する。っとウィキには書かれているのだが、。

イメージ 1ニコラス・ケイジは”リービング・ラスベガス”(96年)ではオスカーで主演男優賞を受賞、頂点に立ったがその後”ロック”、”コン・エアー”、”フェイス/オフ”等ですっかりアクション派へ、それから”ナショナル・トレジャー”シリーズではベン・ゲイツと言う当たり役を演じたが近年はもう影も頭髪も薄い、、。

この元悪人役でも娘の敵討ちは判るのだがちょっと空回りしている雰囲気だった。やっぱり娘の立場としたら”96時間”のブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)パパに頼った方が助かる率は高いのでは??同じ敵がロシアンマフィアならジョン・ウィックキアヌ・リーブス)を頼った方が復讐は成し遂げてくれる気がする。



イメージ 2原題の”トカレフ”、コイツはソヴィエト陸軍が33年に正式採用した軍用銃だ。安全装置が無く非常に単純な設計でそれが災いしてこの映画では悲劇の引き金となってしまう、、。

まあ映画を見ている側からすればいっその事、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)かロバート・マッコール(イコライザーデンゼル・ワシントン)に置き換えた方がすっきりするかも知れないなぁ~、ちょっと、イヤかなり残念な映画だった。