”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”カサブランカ”のリック & イルザ

もう仕事はしてないのに週末になると何となくホッとする、、別に月曜だろうが水曜だろうが今や関係ないのだが、、*1。それにしても金曜日は別に焦る事もないしゴミ出しに奮闘する事もない、これは何にも代えがたいのだ。丁度一年前の2月末は何をしてたかブログを検索したら24日が金曜日で暑い中、朝から孤軍奮闘していた。

まさかあれから一年後にこうして雪に埋もれた札幌のマンションでテレビ三昧とは”お釈迦様でもご存知あるめい”、人生何処でどう転がるやら、判らないものだ。

その土曜日、J:COMで昨年新春スペシャルと題して放映された”都庁爆破!”を再放送していた、、どんなかな、と思って見始めたがもう最初の20分でこりゃダメだぁ~、、と断念しちまった。どうも大掛かりで制作費も大量につぎ込んだスペシャルドラマらしいがこれじゃ普通の○○ミステリー劇場の方が断然出来が良い。丁度ローランド・エメリッヒ監督の”2012”をやっていたのでそっちを見る事に、でもそれなりのパニクリ映画でまあまあなんだがブログに残す程のもんじゃない。

イメージ 1そんなだったので此処は新書庫へ、、;

リック:Of all the gin joints, in all the towns, in all the world, she walks into mine. (世界には星の数ほどある酒場で何でオレの所へ来るんだ)

このセリフの拘りは単に”バー”とか”サロン”じゃなくて”ジン ジョイント”だ。
普通にこんな事を呟いたら”ナンだこのキザ郎、”、と刺されるかも知れない、しかしこれは脚本家フィリップとジュリアス・エプスタインの入れ込みで単にビールを主体に提供する安酒場じゃなくて”ハード リカー”も提供するちょっと高級な店なんだ、、と主張しているのだ。



イボンヌ:Where were you last night? (アンタ、昨晩は何処にいたのさ?)
リック:That's so long ago, I don't remember. (そんな昔の事は覚えてない)
イボンヌ:Will I see you tonight?(今夜会える?)
リック:I never make plans that far ahead. (そんな先の事は考えてない)

とこれは又、実にキザなセリフなんだが劇中、これが全然気にならないのだ。リックがセリフとして喋るとフム、フムと妙に納得してしまう。この場面のこのセリフは後年色々な映画でもそのまま使われている、、確か日本のドラマでも使われていた気がする、。

リック:We'll always have Paris. We didn't have, we, we lost it until you came to Casablanca. We got it back last night. (俺たちには何時もパリがあるさ。昨晩君がこのカサブランカへ来るまで見失ってたんだ、、それが昨晩取り戻した)
イルザ: When I said I would never leave you. (二度と貴男から離れないと言ったわ)
リック:Here's looking at you kid. (君の瞳に乾杯)

ともうこの映画は名セリフの宝庫である。別にこれはこのワタシがそう思っているだけじゃなくて実際に本国でも評価が非常に高く、アメリカ映画のベストセリフ集100選でも5位に入賞している。ウィキによると、、;

第5位:"Here's looking at you, kid."「君の瞳に乾杯」

第20位:"Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship."「ルイ、これが俺たちの美しい友情の始まりだな」

第28位:"Play it, Sam. Play 'As Time Goes By." 「あれを弾いて、サム。『時の過ぎ行くままに』を」

第32位:"Round up the usual suspects.「いつもの要注意連中を一斉検挙だっ」"

第43位 : "We'll always have Paris."「僕たちの、心の中には、パリがある」

第67位 : "Of all the gin joints in all the towns in all the world, she walks into mine."「世界に星の数ほど店はあるのに、彼女はおれの店にやってきた」
 
っとこんな具合である。




*1:´∀`