80年に公開されたイギリス映画だが彼方ではすこぶる評価が高いクライムミステリーだ。主演は日本じゃ余り馴染みがないボブ・ホスキンズがロンドンの下町で犯罪組織を束ねる親分、そして若くて魅力満点なギャングの情婦役にヘレン・ミレンが扮している。チョイ役でピアース・ブロスナンも出ているがセリフもなくちゃんと見てないと見逃してしまう、。

映画の冒頭は何ら関連性のない逸話が描写されて進む、、スーツケースに詰まった現金の受け渡し、死者が二人車から車外へ運ばれる、そして霊柩車へ納められる棺桶、更には未亡人だろうか、、車列に伴走していた車から喪服姿の女性が道路脇のカフェに座っている男に唾を吐きかけて行く、、。
画面は変わって空港の到着ロビー、オヤブンのハロルド(B・ホスキンズ)がニューヨークからコンコルドに乗って帰って来る。子分に”オレの留守中、何か変わった事があったか?”の問いかけに、、”ナニも御座いませんぜ、、平穏無事な毎日で、”っと答える子分、それが後半になって重みを増す事になるとは、観客はこの時点じゃ”お釈迦様でもご存知あるめぇ~、”であったのです*1。



土曜日の朝、、孫sに囲まれているよりこんな”情婦”に囲まれていたい、、現実には遂に叶わなかったのだが、、。
願望度☆☆☆☆
映画の出来☆☆☆
*1:´∀`