”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

我が家のペット歴 (2)

ジンジャー亡き後、猫x3、犬x1と夫婦で7年前に今の場所に引っ越して来た。実は目当ては他の物件だったのだが通り掛りにふと見ると"For Sale"の看板、それも出されたばかりの様子、何と言っても突き当たりの道路で先には3軒あるだけ、しかも前方は広い公園(実際には芝貼りだが水害に備えた緊急水路誘導地帯)、50m先には市立の山あり谷ありの広大な公園が広がっておりこりゃ我が家のペット達には最高の環境だ、、早速その場から不動産屋の担当者へ電話、即内部見学、そして僅か20分で手をうってしまった、、、。いささか無謀とも言える行動ではあったが価格もそれなりでこの7年はペット達は勿論我々人間も満足している。

しかしもう15年以上を生きていたオーストラリアで最初に飼ったブリッキー、骨格が大きく頭が良く、それなりに愛想も良く普段は憮然としていた6kgの黒猫がある日突然家出をしてしまった、、。案の定出て行く間際は何か歩き方もよろよろと頼りなげ、食事は毎回欠かさず我々と一緒にテーブルに着き、専用のスツールで自分用の皿から食べていた。何もそんなに大切に育てられたのに家出しなくてもとは我々の言い分、結局家内と長い期間近所の公園や良く四郎と帯同した散歩道や市立公園内を捜したがいまだに首輪も見つからない。

これがその勇姿、 ブリッキー はブラックとブリスベンを合わせた造語。手前のグレーは モノトン これは単にモノトーンをちじめただけ。
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この モノトン には色々な事件があったのだが中でも”6ヶ月行方不明事件”が一番印象深い。この家に越してくる前、1年ほど借家生活を強いられたのだがその借家に越した二日後に網戸を破って脱走してしまったのである。必死の捜索や懸賞金にもかかわらずトンと行方知らず、越す前の家が車で5分なので其処へも何回かお邪魔したが一向に判らず。

それが半年も経過したある日、いきなり電話が掛かって来て”うちの庭でうちの猫とつるんで遊んでいるもMonotonと首輪に書いた猫がいるんですが、、”、こりゃ大変だ、、、で早速出向くと直線距離にして約800m程度の一軒家、この1-2ヶ月見かけるようになったものの近付くと逃げるので首輪が読めなかったそうな。そのうちの真っ白なメス猫と一緒にエサを分けるようになりやっと捕獲してくれたのだが多少やつれてはいるものの元気一杯、しかしそのおうちに辿り着く5ヶ月余りは何処でどうしていたのやら、、あんな食いしん坊な猫、生のチキンとミルクが大好物、を思うと、、しかしそれには顛末があって無事、我が家に連れ帰ったのは良いのだが厳重な戸締りをものともせず再度脱走。そしてそのおうちへ戻ってしまうのである、、そりゃないだろうモノ君。

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そして最後の登場は紅一点の エリー 嬢、チビで足が短くしかも散歩しているとお腹がタポタポしているようだが今はこの子しかいない、、。もうソファで爪を研ごうが台所のカウンターに乗ろうがベッドで寝ようが何をしてもOKだ。家内がたまには叱らないと、、と詰め寄るが、”ふん、オレばっかりに言わないでたまには自分でも言えば、、”であえなくチョン、放浪時のおかか味が忘れられないのか朝はドライ、夜は最初チキンかツナそれからおかかを振りかけろとねだる、日本から送られて来た高級ふりかけパックをそのエサにかけてそれがメインの主食、面倒この上ない、、、。

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