”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”イェローストーン” シーズン4(21年~)

アメリカで制作され2018年から放送されている骨太の近代ウェスターンドラマである。主演はケヴィン・コスナーで現在彼方ではとっくにシーズン5に突入しているのだが日本じゃWOWOWが配信権を仕切っているようでシーズン3が昨年終わってやっとシーズン4…

”心の旅”(91年)

ハリソン・フォードとアネット・べニング、そして監督がマイク・ニコルズと来れば原題は”Regarding Henry"だと直ぐに判る。でも”心の旅”と来るとちょっと気が着かなかった。今なら邦題は絶対に”リガーディグ・ヘンリー”になると断言出来るのだが、。 お話は…

”チケット・トゥ・パラダイス” (22年)

主演はジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツとなれば監督はダレでも良かろう、、とプロデューサーも考えたんじゃなかろうか?それにしても原題が”Ticket To Paradise"ナンでそのまま邦題をカタカナにするかなぁ~、、。 この二人の共演作を見に映画館へ…

”武器よさらば”(57年)

これぞ”オールド・シネマ・パラダイス”向きの古き映画だ。但し、スタインベックの原作は見事だったが映画となると、、幾ら古いのが好きでもチョイと首を傾げてしまう。原題の”A Farewell To Arms”は実はゲイリー・クーパーとヘレン・ヘイズ主演で1932年…

”ゴーストライター”(10年)

ロマン・ポランスキーが監督だが脚本も手掛け、プロデューサーも兼務している。ジャンルから行くとポリティカル・スリラーと言うらしいが主演はユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナンで元ネタの原作はロバート・ハリスが書いた長編小説、同名”ゴーストラ…

”355” (22年)

この邦題からじゃどんなジャンルの映画かその内容さえも想像出来ない、、原題だってそのまま”The 355”と言うらしい。劇中なかなかその意味が判らないのだが終盤になってやっと誰かのセリフで”355ってのはアメリカ独立戦争中に実在した女性スパイ”ら…

日本の洋画離れが深刻

日本の洋画産業が衰退している、、と言う記事を先日「東洋経済」で見付けた。確かにこのコロナ禍で何処の映画館も洋画、邦画の区別なく大打撃を受け観客動員が減少しているとは聞いていた。更にはそのコロナ禍の最中、人々は映画館へ行く事なく自宅でコンテ…

”ナイト・マネージャー” シーズン2(23年)

嬉しいニュースが昨晩入って来た。それはトム・ヒドルストンがストイックなスパイ振りを演じて絶賛を受けたジョナサン・パイン役で復活するのだ。シリーズはジョン・ル・カレの原作による”ナイト・マネージャー”、そのシーズン1は2014年に配信され6話…

“Endeavour ”(23年)

邦題は「刑事モース」あの古い方じゃない新米刑事振りを描いたオックスフォード事件簿なんだがこれまで2012年にパイロット版が公開されシリーズが8話まで来ている。そしていよいよ一昨日に本国のイギリスで放映が開始された。 この時代、日本に居ながら…

”SPY CITY ~ベルリン1961” (20年)

英、米、仏、ソ各国の支配地域が存在する東独、時代は60年代前半、その冷戦時代を背景に繰り広げられるスパイ合戦、、と来たらもう解説を読む前からのめり込んでしまう。本邦初公開との事で毎週、“スーパー!ドラマTV“と言うチャンネルで放映が開始された…

”エルヴィス” (22年)

その”エルヴィス”だがボクら世代にはまさにリアルタイムのロックンローラーでビートルズが出て来る前の王様である。恐らく監督のバズ・ラーマンよりオレの方が断然世代は近いし実際に見聞きしていた回数では負けてないぞ。 そのラーマン監督は生っ粋のオース…

“マイ・ニューヨーク・ダイアリー″ (20年)

この邦題じゃオレにはちっとも鑑賞意欲が沸かない、、何処となく”真昼の情事”、暴露モノって雰囲気だし、、っでそのまま録画されていたものを内容を確認する事なく放り出してあった。でもお気に入りの英国ドラマも昨日シリーズ3が終わってしまい映画も食指…

”ザ・コントラクター” (22年)

”スター・トレック”、”ワンダー・ウーマン”や”ジャック・ライアン”にも出ていたクリス・パインが主演のアクション映画、監督はダレク・サリーと言う人でこれが初めての英語で撮った作品とか、、。脇役にキーファー・サザーランド(”24”のジャック・バウア…

”リドリー ~退任警部補の事件簿~” (21年)

原題は”Ridley”と主人公の姓名だけだがつい昨年、イギリス本国で放送された本格的犯罪ドラマだ。これまでの刑事モノとは違い主人公が妙に私立探偵っぽくてイギリスものとしては珍しくハードボイルドっぽい作風だ。 主人公を演じているのはエイドリアン・ダン…

“昼下がりの情事”(57年)

これはその当時の洋画ファンにとってはなんと言っても衝撃的な邦題だ。しかも情事とは全くもって程遠い存在だったオードリー•ヘップバーン主演である。その「情事」のお相手はこれ又、清廉潔白、悪を挫く正義の味方、ゲイリー•クーパーだ。 確か水野晴郎氏だ…

”キャッシュトラック”(21年)

原題は”Wrath Of Man"(”怒れる男”って意味なんだが、、)その昔、映画化されたスタインベックの名作は”The Grapes Of Wrath”(”怒りの葡萄”)だったが今回の邦題はより内容を的確に表現している。 監督はガイ・リッチーで主演はジェイソン・ステイサムと来…

”マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳”(20~22年)

原題は”McDonald & Dodd”だけで窓際とか捜査手帳は何処にもない。本国イギリスで放映開始されたのが2020年でこれまでシーズン1が2話、シーズン2が3話、そしてシーズン3が3話からなる本格犯罪捜査ものだ。 主役の二人にジェイソン・ワトキンズ(ド…

爆笑映画館とスタンディング・オベーション

映画館へ入って予告編や本編が始まる前に大笑いした事があった。見た映画は”裏切りのサーカス”だったので確か2011年の9月頃だったと思う。今のようにネットで席を買ったり、指定席だったりする以前なので上映時間を確かめ、窓口のおねいさんに見たい映…

戦場の女たち NHK ”映像の世紀”

どうも最近、映画館は無論だがTVでもじっくりと腰を据えて観戦する気力が失せている気がする。もう脚色された作品は見たくない、、と言う訳でもないのだがどうもツッコミ所が満載の技法にはうんざりして来ていると言うのが本音かも? 映画の世界なんだから何…

”めぐり逢えたら”(93年)

久し振りに見たこの映画には結構思い入れがある。舞台になっているのがシアトルで次女が結婚した当時、式に出席し10日ばかり滞在したのだが改めて見てみるとロケ地として登場して来た箇所、その殆どへこっちも”めぐって”来たのだ。 ストーリーは実に他愛な…

”アバター ウェイ・オブ・ウォーター” (22年)

ジェームス・キャメロン監督が遂に13年振りとなる”アバター”の続編でスクリーンへ戻って来る。世界同時公開が12月16日となり先日、ロンドンでワールド・プレミアが開催されたと報じられた。 しかし随分と待たされたなぁ~、、オーストラリアで僅か60…

マーロウ (22年)

邦題は未だ未定らしいがずっと待ってたリーアム・ニーソンが私立探偵”フィリップ・マーロウ”に扮する映画がアメリカでは来週かに公開される事になった。原題は”Marlowe"だけだが過去にはハンフリー・ボガード、ロバート・ミッチャムやらジェームス・ガーナー…

”太陽の帝王”(63年)

これは実に珍しい、うちじゃJ:COMに加入してて映画専門チャンネルってのが8つくらいあるのだが60年前に映画館で見て以来、テレビ放送では初めてお目に掛るかも知れない。50年代に設立されたザ・ミリシュ・コンパニーってのが制作元で大手のユナイテッド…

″1923″ (22年)→ ”イェローストーン” (18年〜)

www.youtube.com これはアメリカ国内でもやっとこさ今月になり配信される予定のミニ・シリーズでごく簡単に”1923″とタイトルのついた西部劇である。主演はハリソン・フォードで奥さん役にヘレン・ミレンが配役されている。 時代設定はタイトル通りとすれ…

次期ジェームズ・ボンド役、、?

日本じゃ余り話題にもなっていないようだが本国ではいよいよボンド探しが始まっているようだ。先週、ある若手俳優さんがプロデューサーのバーバラ・ブロッコリと制作元のイオンプロダクションと面談したそうだ。その候補者とは、、; Aaron Taylor-Johnson(…

プッチーニ ”蝶々夫人” (19年)

メトロポリタンオペラで公演された”Madam Butterfly”、演出者にアンソニー・ミンゲラの名前を見付け今回初めて3時間超えのフル公演を最後まで堪能した。ミンゲラ監督はこれまでに”イングリッシュ・ペイシェント”等の劇場映画で高評価を得ているがそんな監督…

スピルバーグ監督、”ブリット”(68年)をリメイク

オリジナルの”ブリット”はスティーブ・マクイーンの代表作でピーター・イエーツ監督に取っても恐らく最高傑作と言えるのではなかろうか?60年代のサンフランシスコを疾走するブリット刑事のムスタングと追う殺し屋二人組の乗るダッジ・チャージャーのカー…

”ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります” (14年)

主演はモーガン・フリーマンと奥さん役にダイアン・キートンが扮しニューヨークを舞台に”夫婦再生”を描いた良作だ。まあ”夫婦再生”とは言っても互いがそんなに深刻な悩みを抱えている訳じゃなし40年つれ添った夫婦がこれから先どうやってお互い向き合って…

”マンチェスター・バイ・ザ・シー” (16年)

この映画は前回見た後で何故邦題を”海辺のマンチェスター”にしないのか、と疑問を呈した事がある、。でも良く調べてみたら原題の”Manchester By The Sea”と言うのはそのまま町の名前なので”海辺”にしてはいけなかったのだ。情けない事に公開から6年が経過し…

史上最長だった映画鑑賞

五味川順平の”人間の条件”、の原作は何時、何処で読んだのか記憶は曖昧だが映画の方は1968年の夏だったかに映画館で一気イッキ見したのを覚えている。最初に国内で公開されたのが1959年頃なのでこれは恐らくリバイバル上映でしかも全6部構成を一挙…