”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

”ノーカントリー”(07年)

このコーエン兄弟の監督によるクライム・サスペンスは原作が翻訳出版された際には原題の”No Country for Old Man”に”血と暴力の国”と言う立派な邦題が付いていた。なのに配給元では”老人”を取ってしまい”ノーカントリー”だけで配給された。 原作が翻訳された…

”3時10分、決断のとき”(07年)

この映画は公開時、大変高い評価を受け”最後の本格派西部劇”だとも言われていたのだがずっと見るチャンスがなかった。西部劇と言っても色々な種類がある、伝統的なジョン・フォード版、ヘンリー・ハサウェイやジョン・スタージェスの痛快西部劇、アメリカか…

”ステルス”(05年)

う~ん、この映画、制作されたのは2005年となっている。そりゃもう15年以上も前の話で今ならもっとスゴイ最新の技術を使った想定や軍事力増長になっていたんだろうか? 要するにアメリカが開発した人工頭脳で飛ぶ新鋭ステルス機のお話である。一般的に…

イアン・フレミングとショーン・コネリー

007シリーズの原作を書いたイアン・フレミングは1908年生まれだった。最初に書き下ろした長編が”カジノ・ロワイヤル”で1953年に発表され67年に映画化されているのだがボンド役にはデイビット・ニーブンが、”ニセモノ007”にはピーター・セラ…

”リバティ・バランスを射った男”(62年)

これはジョン・フォード監督とジョン・ウェインがコンビを組んだ数多い西部劇の中でもかなり上位にランクされる名作だ。日本でもアメリカでの公開後、僅か数か月後に公開されたモノクロ映画でタイトルからドンパチを想像すると肩透かしを受ける。確かに公開…

”地獄の七人”(83年)

邦題に”七人”が入る映画はかなり多い、無論、”七人の侍”から来ているのだがこのベトナム戦争の後日談を描いた映画も原題は”Uncommon Valor"(類まれな勇気)なのにタマタマ七人の兵士が捕虜となっている仲間の兵士たちを救出に行くので地獄へ向かう七人にな…

”マラソンマン”(76年)

ダスティン・ホフマンとサー・ローレンス・オリビエが組んだ戦争犯罪に関するスリラーで監督はイギリス人のジョン・シュレシンジャー、そして原作を書いたのはウィリアム・ゴールドマンだが映画化に際して脚本も担当しているのでかなり原作に忠実に作られて…

”レイトナイト 私の素敵なボス”(19年)

主演はエマ・トンプソンでイギリス人ながらアメリカで毎晩放映されているネットワーク系番組でリアルタイム・ショーを演じているメインキャスターのお話だ。日本にもその昔、大橋巨泉がキャスターを務める”11PM”とか言う番組があったが原形は”ジョニー・カ…

”私立探偵エイブ 折り紙殺人事件”(20年)

お~、、こんなタイトルなら見るか、、っとなるわな、でもチョイと”折り紙”ってのが気になるぞ。J:COMの映画配信サービスに単発550円徴収と書かれているのでどんな内容かも確かめず思わずポチンとクリック、。そしたらタイトルロールに原題が出て来た、、…

”アパッチ砦”(48年)

この映画は1948年に制作されているが恐らく日本へ入って来て公開されたのは50年代に入ってからではなかろうか?今のようにワールドプレミアなんて事はあり得ないし輸入の煩雑な手続きや字幕編集にだってかなり時間を要した気がする。それにしても73…

”ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密”(19年)

原題は”Knives Out”とナイフ複数出ている状態なんだがそれをカタカナで表記すると”ナイブズ”、、相変わらず邦題は酷いもんだ。無理やりカタカナ表記にする必要はないような気もするんだが、。 映画は本格的ミステリー、、?と最初は期待したがそうは行かなか…

”依頼人”(94年)

この映画は原作も読んだし、映画館でも見ているのだがそれっきり30年くらいが経過してしまった。原題は”The Client"で当時付いた邦題は”依頼人”、それがDVD化されて”ザ・クライアント 依頼人”になったらしい。 主演はスーザン・サランドンとトミー・リー・…

ジェームズ・ボンドが死闘を演じた悪役たち

これまで制作された007 / ジェームズ・ボンドにはボンド・ガールズと同様に必ず悪役が出て来る。全25作品の中には初期の”顔出し”がなく白いネコを膝に抱えているブロフェルドやそんなに悪くなさそうな風貌や、見るからに悪そうだな、とか極悪非道なヤツ…

”アルバレス・ケリー”(66年)

どうも先日007の初日へ行って大満足したせいか他の映画を見る気力が失せちまった、、どうにも大画面大迫力の余韻があって他所に目が向かないのだ。でもうちのレコーダーをチェックしたら”アルバレス・ケリー”と言う古い西部劇があったのでこれなら良かろ…

”007/ ノータイム・トゥ・ダイ”(20年)

初日の初回、この25作目が公開に漕ぎつけるまで映画の完成から2年が経過している。世界的なコロナ禍で延期延期となった訳だがそれだけ待たされたファンでさぞ満席じゃなかろうか、と恐る恐る席の引換券を手にエレベーターを降りたがロビーは閑散としてた…

007 鑑賞後録(語録)の予告編

いや~、、参った参った、もう観劇後には大感激で目が霞んでます。目の前に来たかき揚げ丼が海老天丼見えるど、。

”大いなる西部”(58年)

ウィリアム・ワイラー監督になる壮大な西部劇だ。これは面白い事に”ベン・ハー”の翌年に公開された作品で”ローマの休日”にグレゴリー・ペックを抜擢してから5年後の事である。仮に”ベン・ハー”が先に制作されていたら恐らく主演の二人、グレゴリー・ペック…