”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

さあ、家を売るぞ!

7年住み慣れた我が家を売る決心をした。きっかけは昨年亡くしたモノトンと四郎だ。ペット如きを亡くして引っ越しか、、と思われるかも知れないがまあきっかけとして他にも複数のやむにやまれぬ理由があったので思い切った次第である。

6月30日 - 不動産屋と専属販売契約を結ぶ。2-3週間前に以前から知っていた不動産屋さんに声を掛けたらあっと言う間にすっ飛んで来た。色々売るに当たっての注意事項や買い手に魅力的と映るようにする方法などDVDやら資料持って来て最後にはご近所で売れた物件、数十件の価格幅を提示される。

やはり台所は日本人家庭の場合、油モノを多用するのでオージーの一般的な家庭より汚れが酷いかも知れない。それと我が家には本棚が4箇所、そこには大量の文庫、単行本が積まれている。普通の並べ方ではおっつかないので2段、3段そして又、その上にと積まれている。これの整理が第一番。それらを2週間くらいかけてすべて箱詰め、ガレージに運び出した。

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キッチン

7月1日 - 不動産屋の写真撮影。まあ魅力ある物件として映るように不要なものはまとめて写真のレンズ外へ、まあどうせオージーのこったからその辺のデジカメで撮るだけだろう、、と思いきや何とキャノンの一眼レフ、照明脚立付きでプロのカメラマン同行だ。もっと簡単な事だと思ってたのが恥ずかしい、、オレが撮って送るよ、何て言わなくて良かったな~。

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居間とダイニングエリア
普段家内と二人の時はキッチンカウンターで対座にスツールに座って食べる。片付けも簡単だし皿を持ってうろちょろしなくて済むのがお気に入りだ。

一応写真を記載し新聞にも広告を出すそうな、、そんな事を言ってる間に早速見込み客が一組来た、正確にはこの土曜日、4日に”オープンハウス”ちゅうのを開催して午前11時45分から30分の間不動産屋主導で見込み客が自由に見て回れる。勿論その間は売主は何処かへ行っていなくてはならない、、ネコも一緒に。
今度は午後になって又、見込み客が出たそうな、、おいおい、土曜日にやるんじゃないのか?といいつつ其処は売り手の弱い立場、さあどうぞ、とばかり又、受け入れだ。今度はボーイフレンド&ガールフレンドだと、、?なんじゃそれ、見たら何の事はない双方とも妙齢じゃないか。そんなお年でもボーイフレンド、ガールフレンドかよ?まあそれでもいっか。今度のはえらく気に入ったそうな、、、早速金額の提示になるそうな。そんなに早く売れちゃ困るんだよ~、、。

通常の方法だと提示額で手をうったら45日間に建物検査とか色々とやらなくては行けない。引越し先も決めるって事だ、、。

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主寝室

7月1日 午後5時30分 - こりゃ困った、売れちまった。当初不動産屋と交渉して決めた額を15,000ドル上回った。しかし売りに出した当日に2組見に来てそれでもう決まり、、、こりゃなんかの間違いか?念のためを思って契約書には60日後に物件の引渡しを明記してあるので明日から向こう5日間が先方のクーリングオフ、それから10日以内に建物検査(買主負担)そして通常は45日後の引渡しなのを60日に変更して貰っている。さあ明日から大変だ、行く先を考えないと、、、自分用に売れるまでの記録と言うか日記にしようと思っていたのだが、もう始めたばかりで終わりになっちまう。

7月2日 - 今度は建物検査官の登場だ。これは買主の負担で行われるもので通常建物の土台やら柱、そしてペストやらシロアリがいないか確認するのだが30分程度で終わる、、それが何と1時間半もかけて丁寧にやっている。各ドアの開け閉めは勿論、レンガに損傷がないかとか水周りもきちんと調べる。そりゃもう築20年以上を経過しているのでそれなりに具合の悪いところや修理した方が良い部分だってあるわな。でも重箱の隅をつつくような執拗な検査には驚いた。