”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”コロンビアーナ”(11年)

ポルトガルとの交易で繁栄していた長崎は幕府の直轄領だった。その地に住み着き幸せな生活を送る藩士仕えの一家には一人娘の幼い”蘭姫”がいた。ある日、父親が阿片取引の嫌疑をかけられその首謀者である悪代官に一家が惨殺されてしまう。

辛うじて難を逃れた”蘭姫”は父親の最後の言葉に従い残された文書と小判を懐に偽の手形を入手、江戸に住む叔父を訪ねて一人逃亡生活を送るのであった。

やっとの事で江戸に入り叔父を訪ね叔母にも歓迎を受ける。更には有名な寺小屋へも通う事が出来成人するまでは叔父叔母を親代わりに幸せな時期を過ごす事が出来た。しかしその叔父の裏稼業は人知れず狙った獲物は外さない優秀な”必殺仕置き人”であった。

それを知った”蘭姫”は何とか惨殺された親の仇討ちを遂行したいと叔父に懇願し弟子入りを志願するのだ、、。

そんな映画で舞台になっている”長崎”がコロンビア、”江戸”はシカゴ、”蘭姫”は主演のカトレア(ゾーイ・ソルダーナ)、”悪代官一味”は麻薬カルテルの一味、って事になる。リュック・ベンソンの脚本、制作となりゃ結構期待するわな、、でも本筋は日本の仇討ちストーリーと何ら違いがないのだ。こんな江戸時代に置き換えてみても何ら不具合はないのだ、そりゃ武器は刀から銃に置き換えられているのだが、。

 

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この映画の主演、カトレア嬢は”アバター”での印象が強いゾーイ・ソルダーナ、、そして上がタンディー・ニュートン、、似てませんかぁ??実際画面を見ていて最後まで見分けがつかなかった。そりゃ褐色の肌、スタイルなどの共通点はあるのだが、、。

92年のコロンビア、マフィアの幹部である父と母とともに幸せに暮らしていたカトレアはある日突然、マフィアの大物ドン・ルイスに指示されたマルコらに家族が惨殺される。迫り来るマルコの掌をナイフで刺して逃亡。父の遺言通り、アメリカ大使館に情報を売って渡米。

空港から逃亡してシカゴに住む叔父エミリオの家に身を寄せる。すぐに殺し屋になりたいと言って学校を拒否するが、エミリオはまず教育が必要だと学校を選ばせる。

15年後、美しく成長したカトレアは残忍な殺し屋になった。現場に必ず残すコロンビアを意味するカトレアの花は復讐相手をおびき出すためのものだった。エミリオは危険だと忠告する。

カトレアはジェニファーという偽名で画家のダニーと恋人として付き合っていた。ダニーは彼女の素性を何も知らないと友人に悩みを打ち明けるので、ダニーが携帯電話で撮ったカトレアの寝姿の写真を、友人は親切から警察で働く義姉に送る。

そのことを発端に警察に正体が分かり、携帯電話を逆探知されSWATに囲まれる。危機一髪で逃げ切ったカトレアはエミリオの家に帰るとエミリオ夫妻は殺されていた。

失うものは何もなくなったカトレアは彼女の起こした連続殺人事件を追っているFBI捜査官ロスの家に行き、23人殺した理由は復讐のためといい、協力をしないとロスの家族を殺すと脅し、彼のつてでCIAから情報を得てついにルイスのアジトの所在地を知る。

カトレアはルイスのアジトを急襲、マルコを仕留めるがルイスは彼女が乗ってきたバンで逃走する。byウィキ、イヤ~、、オレより完ぺきにストーリーを書いている。参りました。でも映画としてはもう殆ど”ガッチョ~ん”な出来で個人的にはベンソン叔父さんちょっと手掛け過ぎじゃん、、、苦しいコメントを。