”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”キネマの神様”(21年)→ ”花のあと”(10年)

昨日それとなくネットでニュースを見ていたら心待ちにしている邦画、”キネマの神様”の撮影状況が、、思わず読んでみたらナンと昭和の大女優役で北川景子が配役されているとか、、まあ志村けんから沢田研二が主役に抜擢されたのは知っていたが、。

 

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そしたら今度は北川景子主演の時代劇映画、”花のあと”がBSNHKで配信されていてこれも思わず録画した。特に彼女のファンと言う訳じゃないのだが原作が藤沢周平の短編集と書かれていたのがド真ん中のストライクだ。山本周五郎池上正太郎とこの藤沢周平モノはまず見逃しの三振って事はない。これは家内とも共用出来る唯一の話題かも知れない。

調べたらこれは10年前に公開された作品らしい、北川景子だってずっと若くで言われなきゃ判らないところだった。でも武家のお嬢さん役でしかも剣の凄腕、それも半端じゃない強さだ。

 

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以登(北川景子)は、満開の桜の下で、羽賀道場の高弟・江口孫四郎(宮尾俊太郎)に声をかけられる。父・寺井甚左衛門(國村隼)に剣の手ほどきを受けた以登は、羽賀道場の二番手、三番手を破るほどの剣豪であったが、孫四郎とは未だ剣を交えたことはなかった。

孫四郎の人柄に触れた以登は、父に孫四郎との手合わせを懇願し、それが実現する。以登は、孫四郎に竹刀を打ち込む中で胸を焦がしている自分がいることに気がつく。それは紛れもなく初めての恋心であったが、家が定めた許婚がいる以登は、孫四郎への想いを断ち切る。

ところが、奏者番の娘・加世に婿入りした孫四郎が、加世の不倫相手である藤井勘解由の卑劣な罠にかかって自ら命を絶つ。江戸から帰国した許婚・片桐才助の手を借りて事件の真相を知った以登は、勘解由を詰問するため、密かに呼び出す。居合いの遣い手である勘解由は、以登の口を封じようとするが、以登は懐剣で返り討ちにする。才助との祝言が済んだ翌年、以登は花見に赴く。しかし、満開なのに花が終わった後のようなさびしさを感じ、それ以来一度も花見に行くことはなかった。byウィキ

 

と書かれているが孫四郎が罠にかかり自決する辺りは何やら浅野内匠頭だ。その一度しか対戦した事のない人の為に事件究明へ、、しかもその真相を探るために頼るのは片桐才助(甲本雅裕)で父が決めた結婚相手、、そして憎き相手と対峙する。この終盤のクライマックスは如何にも藤沢周平調で見応えがあった。

今一番”旬”な女優さんと聞くがこれまで”家売るオンナ”でしか拝見した事がない。これからちょっと気を付けて、、遅ればせながらファンになろうか?