”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

レックス刑事 - ウィーンを舞台にしたシェパード犬の活躍

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邦題は“Rex ウィーン警察シェパード犬刑事”と言って何でもスカパーのミステリーチャンネルで放映されているようだ。オーストラリアではもうかなり以前から放映されていて現在はシリーズも9作目に入り我らがレックス君もイタリアに出張中である。

94年に制作されシリーズ化されたのでもう随分長いが相棒になる生身の人間刑事は何回か交替していて(レックスも当然4-5代目になるはずだが)98年~02年のシリーズに出演していたアレックス・ブランドナー刑事(ギディオン・バークハード、ミュンヘン生まれの俳優)は若い時のキアヌ・リーブスを思い起こさせる長身、体型でえらく格好が良い刑事だ。

舞台はオペラの都、ウィーンで言語はドイツ語、それを英語の字幕で見るのであるがウィーンの街並みや住民の生活環境がとても良く判り我が家では唯一見逃す事のないTV放映番組である。何せ英語の字幕を読むので画面から目が離せないのが疲れるがこのシェパード犬の活躍振りはそんじょそこらの劇場映画より断然面白い。

レックスが配属されているのは殺人課、そこの担当主任刑事と彼の同僚が二人、そして毎回顔を出す病理担当の検死官と日本の警察ドラマに比べ所帯もこじんまりしているがレックス君の活躍を引き出す脇役陣も個性豊かである。

日本の警察ドラマのような“純情編”、“惚れたハレタ”や“家系にさかのぼるドロドロ”した殺人事件は少なくもっとドライで簡単明瞭な動機の事件だが、毎回レックス君のあっと驚く得意技が出るのでそれだけでも興味を引く50分である。 日本の設定なら警察犬の部類に入るのでとても担当刑事と何時も一緒に覆面警察車両で現場に急行する事は考えられないし檻やら首輪、リードに妨げられとてもこのレックス刑事のように四足で現場を歩き回り、解決の糸口となるような物証を見付けて来る事はないだろう。その辺の構成や設定がドラマ仕立ての背景にも影響しているような、、何と言ってもジャーマン・シェパードを生んだお国ならではの設定ではないだろうか。

以下Youtubeではブラントナー刑事シリーズのタイトルとレックス刑事の活躍振りをちらっと垣間見る事が出来る。

http://www.youtube.com/watch?v=0bhJBVfTNzw

http://www.youtube.com/watch?v=mQP8-2r_MbQ