”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”彼が二度愛したS” ???

何だこの邦題は、担当者出て来い!!劇場公開でこんなタイトルつけて人が見に来るとでも思っているのかっ?折角のミステリー仕立てがこんな007風の題名じゃ監督以下俳優陣にも申し訳ない、、一洋画ファンとしては恥ずかしい限り、制作元へ陳謝致します。

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原題は”Deception”と言う。直訳すれば”騙す”、”誤魔化す”要は策を講じて相手を窮地へ落とし込む、、と言う意味なのである。映画もそのタイトル通り珍しく悪役を演じるヒュー・ジャックマンが善良な市民、孤独だが優秀な会計士であるユアン・マクレガーを手練手管で有無を言わせず犯罪の片棒を担がせると言うストーリーである。

そりゃ多少無理で疑問を感じるシーンもあるが着想や筋立てはしっかりしているし見ながらこんな映画なら日本でも充分映画化出来るじゃないかと思わず日本人の配役を考えてしまった。制作費だってそこそこだしオリジナリティもあるし身近な犯罪としてオレオレ、、よりもっと説得力もあるし放送局のウン十数年記念番組くらいでも作れそうだ。プロットと脚本さえしっかりしてりゃハリウッドにも負けないぞ。

この邦題にはがっくり来るが良く考えてみりゃこりゃ最初からDVDスルーを決め込んだタイトルなのではないだろうか、、確かに1800円払って映画館で見るのは、、イヤそうでもないな~、、もっとダメなのもあるし、、レンタルとDVD販売に焦点を置いて付けたんだろう。シャーロット・ランプリングやマギーQもちょこっとだが出ていてそれなりに引きずり込まれるミステリー仕立ての映画である。さしずめ”ダブル・アイデンティティ”なんて邦題はどうだろう、、?英語の原題にカタカナで対抗してみたのだが、、これなら映画館で見たくなりません、、?